今年も年末の交通事故防止運動が12月1日(水)からはじまり、12月10日(金)までの10日間にわたって実施される。
「やさしさと 笑顔で走る 兵庫の道」をスローガンとしている兵庫県では、推進テーマとして「みんなでつくる 通学路の交通安全」「思いやる 気持ちで守る 高齢者」を、それぞれ掲げる。
また、今回の運動重点は、(1)子供と高齢者を始めとする歩行者の安全の確保、(2)高齢運転者等の安全運転意識の向上、(3)飲酒運転等の悪質・危険な運転の根絶、(4)夕暮れ時と夜間の交通事故防止、(5)自転車の安全確保と交通ルール遵守の徹底。以上の5つを踏まえて、交通事故防止への取り組みが行われている。
兵庫県警、兵庫県交通安全協会、JA共済連兵庫、ラジオ関西は、ラジオ番組を通じて12月1日から5回シリーズで交通安全を呼びかけるコーナーの放送を始めた。
1日の初回放送では、兵庫県交通安全協会教育啓発推進部の本岡康幸氏が出演し、運動重点の1つ、『子供と高齢者を始めとする歩行者の安全の確保』について、現在の事故発生状況や対策について話し、安全運転を呼びかけた。
本岡氏は、「今年は、歩行者の事故が増加。道路横断中の事故が一番多く、なかでも横断歩道を横断している事故も多く見られています。歩行者だけではないんですが、見通しが悪くなる夕暮れ時や夜間に多く発生しています」と現状を説明。
また、注意点として、「歩行者も運転者も交通ルールを守るということです。横断歩道には運転者、歩行者両方に守らなければならないルールがあります。運転者の方は、『横断歩道は歩行者優先』です。横断歩道を渡っている歩行者や渡ろうとしている人がいるときは、必ず止まってください。歩行者の方は、近くに横断歩道がある場合は必ず横断歩道を渡っていただきたいと思います。道路の斜め横断は特に危険なので、絶対にしないでいただきたいと思います」と述べていた。
この放送は、ラジオ関西で12月1日から12月7日までの平日、12時8分から5回シリーズでオンエアされる。