女子バレーボール・Vリーグ1部(V1)のヴィクトリーナ姫路は、11月27日、28日のPFUブルーキャッツとのアウェイ2連戦で、いずれもフルセットの末に惜敗。両日とも1、2セットを先に奪われたなかで粘り強さを発揮しただけに、勝ち切れない課題を露呈した。
11月29日に放送されたラジオ番組『いいな117ヴィクトリーナ』(ラジオ関西)では試合後の監督や選手のコメントが紹介された。そのなかで、中谷宏大監督は、「この2日間、5セット目を取り切れなかったのが、今のチームの力だと思う」と現状を見極めたうえで、「スキル、フィジカル、メンタルのすべてにおいて成長し、向上していかなければならない」と、さらなるチーム強化へ前を向く。
一方、チームの要、セッターの櫻井美樹選手は、「自分たちの負けパターンとして、(セレステ)プラク選手に頼って、プラク選手が機能しなくなると自分たちから崩れてしまうので、他の選手も生かしてしっかり機能させていきたい」とまんべんなくアタッカーを使っていきたい思いを吐露。「そして、ディフェンスという自分たちの強みをまずは出しつつ、攻撃面ではプラク選手がしっかりポイントゲッターとなってくれることが勝利につながっていくので、一人ひとりの役割が重要になってくると思う」と、エースの力を生かすべく、足元を見つめ直していた。
また、宮地佳乃選手は、「ここで追い付ける、ここで引き離せるという大事なところで決め切れず、流れを持ってくることができなかったので、大事な1点のときにしっかり決め切るということを意識してやっていきたい」と、勝負どころの1点にさらにこだわって戦うことを自身の課題にあげていた。
12試合を終えて、3勝9敗、10ポイントで10位のヴィクトリーナ。次週、12月4日と5日は、5位の久光スプリングス(ポイント25)と、佐賀県佐賀市のSAGAプラザ総合体育館で対戦する。相手にはこれまで日本代表として活躍し、東京五輪をもって代表引退を表明した石井優希選手をはじめ、井上愛里沙選手、長岡望悠選手ら実力者が揃うほか、「若い選手や、新たに入ったメンバーもかなり強力」というのは、元ヴィクトリーナの選手で番組パーソナリティーの菅原未来。それでも、「相手のホームゲームだが、ひとつ殻を破ってBREAKしてほしい」と、ヴィクトリーナの選手たちにエールを送っていた。
さらに、番組にはリスナーからも応援メッセージ「ヴィックエール」が寄せられた。そのなかで、「(PFU戦は)強くなるための試練2連戦という感じでしたね。あとは精度と集中力の継続(が課題)。プラク選手は献身的にがんばっていましたし、年齢もほかの選手と近いので、今後はさらにフィットしていくんじゃないかな。楽しみです!」という激励の声も寄せられていた。
※ラジオ関西『いいな117ヴィクトリーナ』2021年11月29日放送回より
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