そして当日は、機材の搬入、セッティングを行います。ケーブルの引き回しやスピーカーの設置を済ませてサウンドチェックを実施。ハウリングを起こさないように調整して、本番へ向かいます。
ラジオの公開生放送イベントなどでも、PAエンジニアが活躍しています。野外イベントでは、同じ機材を使っていても、雨対策や、夏の暑さへの対応が必要です。
PAのポジションも複数あります。「メインミキサー」を操作する人、舞台側でモニタースピーカーへ送る音を調整する「モニターミキサー」を操作する人、マイクなどの転換を行う人などあれこれ。さらに、本番中のトラブル対応、他のスタッフや演者とのコミュニケーションも大切です。
ここでは紹介しきれない細かい作業や、各方面への配慮などを含めたすべてがPAの仕事と言えます。
※ラジオ関西『おしえて!サウンドエンジニア』 2021年12月5日放送回より
参考資料:『音響映像設備マニュアル 2021年最新大改訂版』
ラジオ関西技術センターがお送りするこの番組で、あなたの質問が読まれるかも……!
興味がおありの方は、番組にハガキでおたよりください。お待ちしています。
宛先⇒ 〒650-8580 ラジオ関西『おしえて!サウンドエンジニア』係
【放送音声】2021年12月5日放送回