坂本龍馬ら幕末の志士も門弟 北辰一刀流の祖「千葉周作」 漫画『赤胴鈴之助』にも登場 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

坂本龍馬ら幕末の志士も門弟 北辰一刀流の祖「千葉周作」 漫画『赤胴鈴之助』にも登場

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坂本龍馬像

 周作が亡くなった後の1856年、千葉道場から目録伝授の通知があり、龍馬は再び江戸へ向かいます。この年、下田のハリスが貿易を求め、2年後の1858年日米修好通商条約が結ばれます。江戸で2回も大きな日米交渉を体験した龍馬は、コチコチの攘夷思想が揺らいだかもしれません。そんな龍馬が江戸に行ったきっかけが、千葉道場でした。

 北辰一刀流の創始者・千葉周作は幕末維新よりも前に亡くなりますが、弟子たちが跡を継ぎ、剣術を教え、明治になってからは警視庁の剣術世話係なども北辰一刀流が務めました。今も、剣道の世界に大きな影響を残しています。北辰一刀流は、合理的な指導と進級を認めた流派です。

・解説=「兵庫・神戸のヒストリアン」 田辺眞人(園田学園女子大学名誉教授)

※ラジオ関西『田辺眞人のまっこと!ラジオ』2021年12月10日放送回、「田辺眞人のラジオレクチャー」より


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