先日、"ラジオパーソライター"(ラジオパーソナリティー+ライター)こと、私、わきたかしの元に1本の電話が入りました。
「泥の中に埋まっている宝を探しに来てください」
このアドベンチャーロマン掻き立てるようなオファー。断る理由なんてありません。指示された日時に兵庫県高砂市にある会場に向かうと、そこには黒山の人だかり。みんなトレジャーハンター……というのは冗談で、ファミリー層でいっぱいでした。
「レンコン? レンコンが宝なの?」といぶかしく思っているとスタッフさんの方が「まぁまぁまぁ。レンコンを見つけてから言って下さい。わかりますから」とにかく四の五の言う前に、「阿弥陀れんこん堀り大会」にチャレンジすることにしました。
会場の阿弥陀皿池は、ため池です。この季節になると水は少なく、湿地帯のように池底に溜まった泥が乾いたように見えています。中に入って行くと「ズボ! ズホズボ~!」と泥に足が取られます。足を抜こうとしても簡単には抜けません。
力いっぱい足を引き抜こうとしたら、その勢いでバランス崩して、前に向かって顔面からバシャン! 腕も泥の中にはまってしまい、もう「助けて~」な状態です(笑)。
池に入ってものの10分程で全身ドロドロのヘトヘト。ですが、いくら掘っても掘ってもなかなかレンコンは見つかりません。まさに宝探しです。