日本みかん協会にきく「おいしいみかんの見分け方」  ポイントは「皮の色」と「サイズ」 「油胞にも注目」

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 年末年始、なにかと食べる機会の多い冬の代表フルーツ・みかん。甘酸っぱくてみずみずしい味わいが特徴の果物ですが、甘くておいしい、いわゆる「アタリ」だけでなく、酸味の強い「ハズレ」を引いてしまうことも。おいしいみかんを選んで購入することはできないものでしょうか? 日本みかん協会の鈴木ひろみつさんに聞いてみました。

おいしいみかんを選んで購入する、確実な方法はあるのか!?
おいしいみかんを選んで購入する、確実な方法はあるのか!?

――おいしいみかんを選んで購入する確実な方法はありますか?

 ありますよ。みかんには同じ品種・産地・生産者のものの中でも、個体ごとに「格付け」がされていて、そのレベルによって、あらかじめ分けて販売されているんです。みかんは、甘さや酸味のバランス、色の鮮やかさ、形の美しさなどに応じて、上から順に「特選」、「秀」、「優」、「良」などの等級が設定され、さらに、サイズに応じて「L」、「M」、「S」などの階級も定められています。産地や品種によっても違うのですが、同じみかんでもこの「等級」によって味わいが変わります。みかん箱の側面に記載されているので、購入の際は参考にしてみてください。

――それでは、箱ではなく袋入りや1つだけ購入する際においしいみかんを見分ける方法はありませんか?

 品種にもよるのですが、見極めるためのポイントはありますよ。まず、同じ品種の中でなら、皮の色が黄色っぽいものよりも濃いオレンジ色のものの方がよく熟していて甘いといえます。そして、サイズが大きなものよりも、小さめのものの方が味が凝縮されて濃くなっていることが多いです。また、皮の表面に出ている「油胞(ゆほう)」と呼ばれるツブツブにも注目してみてください。この油胞にはみかんの香りの元となる精油成分が詰まっているため、多いものの方が香りが良いおいしいみかんだといえるでしょう。

みかんを100パーセント味わうためのポイントは「白い筋」まで食べることが肝要。関西では「ふんどし」と呼ばれることもあるが、正式な名称は「アルベド」といいう
みかんを100パーセント味わうためのポイントは「白い筋」まで食べることが肝要。関西では「ふんどし」と呼ばれることもあるが、正式な名称は「アルベド」といいう

 鈴木さんによると、みかんを100パーセント味わうためのポイントは「白い筋」まで食べること。この部分は、関西では「ふんどし」と呼ばれることもありますが、正式な名称は「アルベド」といい、食物繊維やビタミンなど栄養が詰まったみかんのキモなのだそう。取り除いてしまう人も多いですが、この部分を食べてこそみかんの栄養分を十分に摂取できるのだとか。皆さんも、おいしいみかんを食べて元気に冬を過ごしてください!

(取材・文=村川千晶)

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