姫路から再び世界へ バレー女子日本代表監督に復帰の眞鍋政義氏「責任の重大さに身の引き締まる思い」 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

姫路から再び世界へ バレー女子日本代表監督に復帰の眞鍋政義氏「責任の重大さに身の引き締まる思い」

LINEで送る

この記事の写真を見る(2枚)

 女子バレーボール・Vリーグ1部(V1)のヴィクトリーナ姫路を運営する株式会社姫路ヴィクトリーナは、取締役球団オーナーを務めていた眞鍋政義氏(58)から提出された役職辞任の届出を受理したことを、8日に発表した。ヴィクトリーナ姫路は草創期からクラブの看板となっていた大黒柱が去ったなかで、新たな1年に臨むことになる。

 眞鍋氏は公益財団法人日本バレーボール協会の要請を受け、昨秋よりバレーボール女子日本代表監督に復帰。それに伴い、クラブの役職から身を引くこととなった。

 兵庫県姫路市出身の眞鍋氏は、現役時代、男子日本代表セッターとして活躍。現役引退後は女子の久光製薬スプリングス(久光スプリングス)監督を経て、2009年から2016年まで女子日本代表監督を務め、2012年ロンドン五輪ではチームを28年ぶりのメダル獲得(銅メダル)に導いた。2016年リオ・デ・ジャネイロ五輪をもって退任後、同年12月、地元・姫路で日本初の女子プロバレーボールチームとして発足したヴィクトリーナ姫路のゼネラルマネージャーに就任。初代監督として竹下佳江氏(現、取締役球団社長付エグゼクティブアドバイザー)を招聘し、創設からわずか3年でのV1リーグ参入を実現。2019年3月からは取締役球団オーナーとしてチームを支えていた。

女子バレーボール日本代表監督に復帰した眞鍋政義氏(写真はラジオ関西の番組出演時のもの)

 眞鍋氏はクラブを通じてコメントを発表。「このたび、バレーボール女子日本代表監督のお話をいただき、責任の重大さに身の引き締まる思いです。ヴィクトリーナ姫路の設立以来、ゼネラルマネージャー、取締役球団オーナーとして深い関わりをもってともに歩んでまいりました。今後は、『姫路から世界へ』というヴィクトリーナ姫路の設立コンセプトの先陣を切り、パリ五輪やその先の日本女子バレーボール界の将来を見据えながら、日本のバレーボール界発展のため力を尽くしていきたい」と抱負を述べている。

 また、株式会社姫路ヴィクトリーナ代表取締役球団社長の橋本明氏は、「弊社の核となってチームを育ててきた『前取締役球団オーナー 眞鍋政義』が、バレーボール女子日本代表監督に選ばれましたことは、私共にとりまして極めて光栄なことです。弊社が掲げる目標は『バレーボールを通して姫路から世界へ羽ばたくこと』であります。このため、日本代表として戦う選手やスタッフをわがチームから送り出せるよう日々精進しております。今後は、日本バレーボール界発展のため、弊社は眞鍋が率いる新たなチームを全力で支援する決意であります」とコメントを発表している。

 なお、ヴィクトリーナ姫路は、2021-22シーズンのV1リーグで、4勝10敗、12ポイントで12チーム中、9位(2022年1月9日現在)。1月は15日・16日のデンソーエアリービーズ戦を皮切りに、3週連続でヴィクトリーナ・ウインク体育館(姫路市)でのホームゲームに臨む。

ヴィクトリーナ姫路
LINEで送る

関連記事