「何回もセンターバックとサイドバックの間にパスを出していた。あれって、ヴィッセルでの(アンドレス)イニエスタと古橋(亨梧、セルティック/スコットランド)のラインもそうだったけど、FWがもっともっと愛川選手のことを信頼して前を向いた瞬間に走り出せば、もっと怖いパス出てくるから。リーグ(のレベル)が高くなるほど活きてくる。あれは逸材だね!」とINAC神戸での活躍に期待した。
愛川選手と箕輪選手について「常にベクトルがゴールに向かっていて、コントロールする瞬間、ボールを受けるポジション、顔の上げ方っていうのは2人共通して素晴らしかった」と述べ、「INACという強いチームに入って、周りのレベルが上がったときにどんなパフォーマンスをしてくれるのか、今回の試合を見てるだけで楽しみになった」とコメントした。
一方で、INAC神戸は、5日にMF川上然選手のASハリマアルビオン(なでしこリーグ1部)への完全移籍、18日にはシンガポール女子代表DFロスナニ・アズマン選手の吉備国際大学Charme岡山高梁(なでしこリーグ)への期限付き移籍を発表している。川上選手もアズマン選手も、昨年9月からスタートしたWEリーグでは出場機会がなかった。
ジュニアユースからトップチーム昇格まで、7年間、INAC神戸で歩んできた川上選手について、近藤は「同じ兵庫県のチームなら、INAC神戸のスタッフも毎試合行けるだろうから、プレーを見て川上選手に声をかけてあげることや、どんなことを要求しているのかをどんどん伝えてあげて(ほしい)」とクラブにリクエストしつつ、「ネガティブな考えじゃなくて、試合に出て成長するために移籍させてくれたんだなっていうくらいの感覚でやった方がいい。選手としては、試合に出ることが絶対大事だから!」と、川上選手の活躍を期待していた。
※ラジオ関西『カンピオーネ!レオネッサ!!』2022年1月10日放送回より