「400円で整形しました!」が2022年のトレンドワードに!? SNSへの投稿が増加しているワケ | ラジトピ ラジオ関西トピックス

「400円で整形しました!」が2022年のトレンドワードに!? SNSへの投稿が増加しているワケ

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――プリ機の特徴は、登場してからこれまで、どのように変化してきたのですか?

プリは女の子たちのトレンドと深く関係していて、プリの写りはその時代ごとに象徴される“憧れの顔”とともに変化してきました。たとえば白肌に金髪が特徴の浜崎あゆみさんが女の子たちのカリスマとなった2000年初頭には、ストロボで顔を白く飛ばして美白になれる機種が人気でした。

そして、2006年ごろにはギャル誌の読者モデルが大活躍し、「カラコン」(カラーコンタクト)や「つけま」(つけまつげ)など目を強調するアイテムが流行すると、自動的に瞳が大きくなる「デカ目」処理で「盛れる」機種が人気となりました。

美人 -プレミアム-/2007年(フリュー株式会社)

2011年ごろにはAKB48が国民的アイドルと呼ばれる人気に。ナチュラル系や清楚系の女の子が増加し、その人の良さを活かしながら盛る「ナチュラル」な写りの機種がヒットしました。

LADY BY TOKYO/2011年(フリュー株式会社)

そして2014年ごろから今ですが、テレビだけではなく、InstagramなどSNSや動画サイトからも情報を手に入れる女の子が増え、情報を得る先が広がったことで、憧れの対象が一気に多様化しました。弊社としても、一人ひとりの理想の顔に応えるために様々な特徴のプリ機を発売していて、例えば「かわいい系」の写りに振り切ったものや、「韓国風」のおしゃれな雰囲気になれるものなど、「盛り」のテイストが異なるさまざまな機種をご用意しています。

――10年前に比べると加工機能が進化している印象を受けました
プリを撮っただけで満足のいく「盛れる顔」になっているのはもちろんですが、最近は撮影後のらくがき画面で、もっと顔にこだわれるメイク・レタッチ機能も充実しています。リップのカラーバリエーションが増えたり、質感もツヤ・マットから選べたりしますし、レタッチ機能では自分で目の間隔や鼻の高さを変えられたり、目の二重幅追加や小鼻を小さくすることもできるのですよ!

――スマホのカメラアプリでも簡単に「盛れる」今ですが、プリの利用は減っていないのでしょうか?

女の子は、「顔を盛る」ことや「思い出を残す」ことが大好きで、カメラアプリでもプリでも撮っていますね。ただそれぞれの目的は少し違っていて、カメラアプリは主に「日常の思い出を気軽に残す」子が多いと思いますが、プリは大きく3つの理由で利用されていると考えています。

1つ目はやはり「顔が盛れる」こと。スマホでの自撮りだと光や角度など、うまく撮影するために環境や技術が必要だったり、大人数で撮影したりすることが難しいですが、プリなら、一眼レフカメラや高性能なストロボも用意されていて、まるで写真スタジオのような環境で簡単に撮影できますし、大人数でも全員が入った状態で自動で顔を盛ることができます。

2つ目は「記念」。お出かけしたときや体育祭などの学校イベント、誰かとお友達になった日などに記念として撮影して、データとシールに残せる。撮影後に画像がダウンロードできるので、今はInstagramなどのSNSにアップして楽しむ子も多いですが、シールとして「モノ」が手元に残り、ふとした時に思い出を振り返られるのもプリならではだと思っています。お気に入りのプリのシールは、クリアのスマホケースの裏側にはさんでいる方が多いですね。

3つ目は「遊び」。カラオケに行って、タピオカを飲んで、プリを撮る……こんな風に遊ぶのはプリが人気になった当初からずっと変わっていないですね。プリ機という「箱」の中に入って、いっしょにワイワイ撮影するという行為そのものが楽しい体験なんです。

ちなみに、コロナ禍でアミューズメント施設様が休業されていた期間などは例外として、2014年以降今に至るまで、プリ市場は安定していると言われています。

――最後に、最新のプリ機の機能を教えてください。

本当にいろいろな機能がありますよ(笑)。プリ機の撮影ブースの中に、スマホを立てかけられる「ムービースポット」を用意していて、撮影している楽しい雰囲気を動画でも残していただけるようにしていたり、手動でカメラを動かして自分で画角を決められるものもあったり……プリ機の外装をフォトスポットにして、待ち時間も楽しめるようデザインされた機種もあります。どれもその時代の女の子のニーズをとらえて取り入れた機能ですが、今年の2月に登場する機種では、女の子がプリに求める「盛れる」をとことん叶える機能を搭載しました。一人ひとり異なる「なりたい顔」になれるプリ機になっていますよ。

#アオハル/2019年(フリュー株式会社)
#アオハルでは自分でカメラ位置を調整できる(フリュー株式会社)
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