姫路のご当地アイドルが献血ルームのPR大使に「献血の必要性を広げていきたい」

2022/01/25

　兵庫県姫路市のご当地アイドルグループが、姫路駅前にある兵庫県赤十字血液センター「姫路みゆき献血ルーム」のPR大使に就任し、22日に委嘱式が行われた。

　PR大使に選ばれたのは、姫路市を中心に活動する「KRD8」のメンバー8人。

　日本赤十字社などは毎年冬場に、はたちの新成人を中心にした若者たちに献血への協力を呼びかける「はたちの献血」キャンペーンを展開。兵庫県内でも、ラジオキャンペーンなど様々な取り組みを展開している。

　兵庫県赤十字血液センターによると、コロナ禍で、企業や大学を訪問する集団献血の機会が大きく減少。コロナ以外の手術や治療の延期で医療現場での需要が低くなったこともあり輸血用血液製剤は結果的に滞りなく届けることができているが、一人ひとりの日頃からの協力の重要性が高まっているという。特に10代～20代の若い世代の献血者数はコロナ禍前から約1割減少しており、献血に触れてもらう・知ってもらうきっかけづくりが改めて課題となっている。

　そこで今回は、姫路に密着して活動し、成人を迎えるメンバーもいるKRD8が、姫路みゆき献血ルームのPR大使に起用された。

　姫路駅前のフリーライブ後に行われた委嘱式では、今年、成人を迎えた天野凛さんと菅原未結さんの2人が、メンバーを代表して姫路みゆき献血ルームの小松賢二所長から委嘱状を受け取った。

　天野さんは「はたちという節目に知識を深めて、献血の必要性を広げていきたい」と話し、菅原さんは「献血は敷居が高いと思っている人もいると思うけど、みんなのやさしさで救える命がある。姫路みゆき献血ルームにぜひ足を運んでほしい。私も献血に行きます！」と呼び掛けた。