「あんたの血は病と闘ううえで強力な武器になるんだ」(ホッサル)
アカファ王国はウイルスを体の中に持つ山犬たちを利用し、水面下でミッツァルを大量発生させる計画をしていて、反乱を狙っています。このため治療薬の開発を阻止したいアカファ王国の暗殺者・サエがヴァンを追っています。
「あの子はあなたの子じゃありません」(サエ)
「だが大事なのは血のつながりじゃない」(ヴァン)
こうした中、少女・ユナが山犬たちにさらわれてしまいます。
「オチャーン!」(ユナ)
ヴァン、ホッサル、サエ、それぞれ思惑を抱えながらともにユナを救う旅へ出ます……。
原作は、2015年に本屋大賞と日本医療小説大賞を受賞した人気ファンタジー小説で、壮大な物語です。映像化は不可能と言われていたそうです。