■早い梅雨明け、”密”避ける空間…
近畿南部の海は西から播磨灘・明石海峡・大阪湾・泉州沖・友ヶ島水道(紀淡海峡)が広がる。人口が多く、レジャーなど海での活動が活発だけに、事故のリスクも高まる傾向にある。
第五管区海上保安本部交通部・安全対策課はラジオ関西の取材に対し、水上オートバイの事故数が大幅に増えた要因として
▼2021年は梅雨明けが前年より10日以上早く(近畿・東海で7月17日)天候に恵まれたこと
▼新型コロナ感染船防止対策として、”密”にならないマリンレジャーが活発になったこと を挙げている。
■釣り中の事故も増加
全国の海上での人身事故者数は1236人と59人減少したが、釣り中の事故者数が202人と、前年より15人増加。
近畿・四国の7府県(※)では153人(前年比14人増) 。このうち死者・行方不明者51人(前年比13人増)。釣り中の事故が29人と、前年より11人増加(約1.6倍)している。
※ 第五管区海上保安本部が管轄する兵庫(日本海側を除く)・大阪・滋賀・奈良・和歌山・徳島・高知の各府県