ペットフードのプロに聞く、ワンちゃんのエサの適正量とは?「まずは表示量の半分から与えて」

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 ペットも家族の一員という認識から、エサにこだわる飼い主がここ10年~20年で一気に増えている。一方で「少ししか食べてくれない」、「せがまれて、ついつい追加してしまう」など、食べさせ方で悩む飼い主も少なくない。

 そんなニーズに応え、いま、高級ペットフードの輸入を行っている会社が、神戸市西区にある。「Lila-Agro合同会社」代表社員の藤原聖士さんに話を聞いた。

 昔から犬が大好きだった藤原さんはブリーディングを25年経験。いまも自宅で3頭を飼っており、多い時には8頭ほど飼っていたときもあるそう。特にゴールデンレトリバーが大好きとのことで、自分の犬のためにいいドッグフードを、と探してたどり着いたのがペットフードの「ヴェラス」だった。

 当時、日本には入ってきていなかったため、アメリカの販売会社にメールを送ってサンプルを取り寄せた。実際に犬に与えてみるとすごく品質がよかったため、「興味があるのでもう少し話を聞きたい」と連絡。「アメリカに来たらどうだ」と声がかかり、実際にアメリカへ。現地で社長と話が弾み、日本での正規代理店になった。

「人は自分でごはんを選べますが犬は自分で選べず、飼い主に出されたものを食べるだけ。飼い主の責任として、犬には良いものを与えてほしいです。ヴェラスは原材料にこだわっていて、例えば鶏肉は地鶏を使用。鶏のエサには抗生物質などを使っておらず、人間と同等以上にこだわっているかもしれないですね」(藤原さん)

ブリーダー時代の藤原さん

 昔は特に、ペットフードはコストを下げるために人間が食べない部位を使用するなど、安い原料で作られていたそう。「値段ばかり見て安いドッグフードを与えて、栄養価・免疫が足りずに病気になって治療費などがかさむより、値段が高くとも十分栄養価のあるドッグフードを食べさせて健康に過ごさせる方が安上がりという考えもできる」と藤原さん。予防食という考えをペットにも広げ、「ペットフード販売を通じて、飼い主一人ひとりの(愛犬の食生活への)意識を変えていきたい」と話す。

 コロナ禍でコンテナが足りなかったり、アメリカの港が混んでいるなどの影響で輸入には苦心しているそう。それでも顧客からのニーズに応え、昨年からはドライフードに加えて缶詰の商品も扱うようになった。おやつを与えると犬がグルメになってしまって主食を食べなくなるようなこともあるということで、おやつは扱っていないそうだ。「自分も飼い主なので、お客様と同じ目線を大切にしてきた」といい、販路も量より質を重視。直販と並行して、ドッグサロンやセレクトショップなど信頼のおけるお店とだけ正規販売契約を結んでいる。

「(ドッグフードの販売が好調で)”ヴェラスのキャットフードにも事業を広げては”、と持ちかけられたこともありますが、断って、販売権は別の方に譲りました。僕は犬はわかるけど猫はわからない。大切なペットの健康を左右する商品を扱う以上、(犬が専門という)自分の範疇をこえる責任は背負えない」

 一方で、ブリーディング経験も豊富でペットフードを販売する藤原さんは、一般的な犬のエサの適正量について、次のように説明する。


※ラジオ関西『こうべしんきん三上公也の企業訪問』2022年1月25日放送回より



2022年1月25日放送回…放送音声

 

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