他にも『大きすぎる果実』はインド南部原産の「ジャックフルーツ」。果実は30~40キログラムになり、食べられる果実では最大です。また『大きすぎる松ぼっくり』はアメリカ・カリフォルニア州に自生する「コウルテリマツ」。こちらは高さ25センチ、重さ5キログラムにも成長します。
会場をさらに進むと「青いバラ」に次いで開発された「青いキク」や、世界最古の約4億年前の植物化石「クックソニア」にも遭遇。さらに後半でひときわ目をひくのは100倍に拡大された模型「ハエトリソウ」。葉の中に侵入したハエを食べてしまう食虫植物で、そのメカニズムがわかりやすく展示されています。
これまで植物といえば静かに咲いてるものというイメージがありましたが、会場で出会った珍しいもの、美しいもの、怖いものなどから、想像以上のアクティブでミステリアスな生態が明らかになります。
また光合成の仕組みを体験できるインスタレーションや、遺伝子の作用を歌詞にした歌など子どもたちも植物を楽しく学べるよう工夫されています。
会場内の音声ガイドは植物大好きの俳優・滝藤賢一さん。最新の研究成果をもとに、植物をこれだけいろんなジャンルから総合的に大規模にとらえた展示も希少です。
感染対策のため通路もゆっくりとってありますが、ご来場の際はホームページなどで確認のうえ、おでかけください。大阪市立自然史博物館特別展「植物 地球を支える仲間たち」は4月3日まで開催。月曜休館。当日入館料は大人1500円です。
(羽川英樹)
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