スティーブン・スピルバーグ監督が、名作ミュージカルを映画化。『ウエスト・サイド・ストーリー』が2月11日(金・祝)全国ロードショーされます。
1950年代後半のニューヨーク。マンハッタンのウエスト・サイドには、夢や成功を求めて多くの移民たちが暮らしています。
この地域の人たちは貧困に苦しみ、差別に不満を募らせていて、若者たちはうっぷんがたまっています。なかでもヨーロッパ系移民のグループ「ジェッツ」とプエルトリコ系移民のグループ「シャークス」が激しく対立して、縄張り争いをしています。
主人公のトニーは、ヨーロッパ系のジェッツの元リーダーですが、今はグループとは距離を置いてドラッグストアの店員として静かに日常を送っています。トニーはある夜、親友で現リーダーのリフから誘われてダンスパーティーに参加します。
そのパーティーは、プエルトリコ系のシャークスとの争いの場でした。会場ではジェッツやシャークスのメンバー、それにガールフレンドたちが激しいダンスで相手を挑発していて、一触即発です。
トニーは偶然、マリアと目が合います。マリアは、敵対するシャークスのリーダー・ベルナルドの妹でした。ふたりは互いに一目惚れし、恋に落ちます。
「初めまして。プエルトリコ系じゃないのね」(マリア)