65歳からの健康作りのキーワード「フレイル予防」 セルフチェック5項目 家族の気づきも大事! 予防策は? | ラジトピ ラジオ関西トピックス

65歳からの健康作りのキーワード「フレイル予防」 セルフチェック5項目 家族の気づきも大事! 予防策は?

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 具体的なフレイル対策を3つお伝えします。「栄養(たんぱく質)を摂る」、「運動をする」、「社会参加する」です。この3つに、フレイルの改善につながる可能性が示されています。詳しく説明します。

(1)栄養を摂る
高齢になると食が細くなり、1日3食きちんと食べていても必要な栄養を摂りにくくなりがちです。高齢期になってからの体重減少は、フレイル予防に欠かせない「筋肉」を失う可能性があるので要注意。栄養不足を防ぐために、肉や魚、卵などのたんぱく質をしっかり摂り、1日3食バランス良く食べましょう。また、固いものが食べづらい、むせやすいといった症状から始まる、“口の衰え”(オーラルフレイル)を予防するための口のケアも大切です。

(2)運動をする
運動量が減ると筋肉が衰え、腰やひざを痛めたり、転倒したりする原因になります。無理のない範囲での運動を習慣にし、筋力の低下を防ぎましょう。(高齢期に2週間寝込むと、7年分の筋肉量が失われるとも言われています)

(3)社会参加する
難しいイメージを持つ方もいらっしゃるかもしれませんが、趣味やスポーツ、ボランティア活動などです。神戸市には、体操の会や趣味の会など様々なつどいの場が2千か所近くあります。

 これら3つが重要です。フレイルの入り口は「社会とのつながり」を失うこと、とも言われています。地域の集まりに参加するなどして、人とのつながりを大事にしましょう。誰かと話をしたり、「その日あった出来事で楽しく笑い合ったりする」ことは心の健康を保つために大切です。新型コロナウイルス感染症の影響で、これまで通りの社会参加が難しい場合もありますが、電話や手紙、メールでの交流などにより、人とのつながりを保ちましょう。できそうなものからで良いので、3つのポイントを参考に、バランスよく取り組んでみてください。

 そして、もう1つの大きなポイントは、先述の3つの対策の土台となる「規則正しい生活」です。第一歩として「決まった時間帯に昼食を食べる」のがお勧め。洗たくや買い物、食事の準備や片付けなど、前後の予定がおのずと決まってきます。規則正しい生活の中に、運動や社会参加等の習慣が組み込まれることが理想です。

――フレイルの予防のために神戸市が行っている支援事業について教えてください。

 まず、市内13か所で開催している「フレイル改善通所サービス」があります。筋力トレーニングや食事、口腔ケアの講座など、1回90分のプログラムを週に1回、半年間続けて、体力測定により改善状況を確認します。運動を中心としたプログラムがおすすめ。フレイルが心配な人は“フレイル改善”、心身ともに元気な方には“フレイル予防”をお勧めします。

 また、高齢者の社会参加活動を進めるため「KOBEシニア元気ポイント」制度も設けています。介護施設等で、配膳や水やりなど対象となる活動を行った際にポイントを貯め、そのポイントを換金できる制度です。

「シニア元気ポイント」制度(提供:神戸市)

【「KOBEシニア元気ポイント」公式サイト】

◆『KOBE元気!いきいき!!体操』
サンテレビ「マルチチャンネル032」(S2)で月曜~金曜、午前8:00~8:30放送。
【番組公式サイト】

【『サンデー神戸』番組HP】



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サンデー神戸 | ラジオ関西 | 2022/02/06/日 09:00-09:30

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