【ピンチをチャンスに】神戸・南京町のアジア家庭料理店、2度の存続危機を乗り切った術とは… | ラジトピ ラジオ関西トピックス

【ピンチをチャンスに】神戸・南京町のアジア家庭料理店、2度の存続危機を乗り切った術とは…

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 職場・学校・家庭と人生の様々な場面で思わぬ落とし穴に落ちることがあるもの。そんなときに、「このピンチをどうやって乗り越えればいいのか」、さらには「ピンチをチャンスに変えることができればいいのに」と誰もが一度は思ったことがあるはず。

 ラジオ番組『ピンチのあとにチャンスあり!』(ラジオ関西)では、そんな幾多のピンチをそれぞれ逆転の発想、挑戦する姿勢で乗り越えてきた、ひょうご・関⻄の企業経営者たちにスポットを当て、逆転の発想、挑戦する姿勢を生み出すヒントを探った。

 アジア家庭料理の店、神戸アジアン食堂バル「SALA(サラ)」代表の黒田尚子さん。店を開業して3年目に差し掛かろうとしていた矢先、客足が伸びず店の存続の危機に。崖っぷちに立たされたそのとき、黒田さんがある決断を行う。

神戸アジアン食堂バル「SALA」代表の黒田尚子さん

☆ ☆ ☆ ☆ ☆

 神戸アジアン食堂バル「SALA」は、アジア出身の女性が日替わりでシェフを務め母国の料理を振る舞う、神戸・南京町の人気店。「日本にいながらも海外旅行気分を感じられ、異文化交流も楽しめる」エキゾチックな雰囲気の店だ。

神戸アジアン食堂バル「SALA」
神戸アジアン食堂バル「SALA」店内の様子

 黒田さんが掲げた店のミッションは「女性支援」。結婚などで来日したものの、言葉の壁もあって社会との接点を持つのが難しく、日本社会での生きづらさを感じているアジア人女性に、「自分の強みで働ける、イキイキできる場を作りたい」という思いから店を立ち上げた。

 神戸市出身、32歳の黒田さんは、「ゼロからイチを生み出すことが好き」という。その視点から起業に関心を持ち、大学は「社会起業学科」に進学。貧困や環境破壊など、「社会問題の解決を目指した起業」について学びを深めた。在学中に出会った在日アジア人女性たちの日本社会でのシビアな現実を解消するため、女性たちの母国料理を活かした支援活動に取り組み、2016年7月、3年間の社会人生活を経て、神戸アジアン食堂バル「SALA」を開業した。


※ラジオ関西『ピンチのあとにチャンスあり!』2021年10月22日・29日放送回より

◆神戸アジアン食堂バル「SALA」
【公式HP】

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