「修弥っ! だれか、助けて!!」
実結は突然の事故でパニックになります。
朝、実結が目を覚ますと、時計は11月1日の7時を示していて、すでに終わったはずの一日がまた始まろうとしています。
「戻ってる。同じ日を繰り返してる……」
実結は、修弥を事故に遭わせないために映画デートを断ったり、修弥に携帯の電源を切らせたり、運命を変えようとします。ところが修弥は再び、時計台の下でクルマにはねられてしまいます。
「修弥! 戻って、もう一度!」
実結が気づくと、また事故当日の朝でした。そのあとも、何度も同じ日に戻るタイムリープを繰り返します。
「私は修弥を助けたい」
修弥を救おうと実結が必死に同じ日を過ごすうちに、トモカが修弥に恋愛感情を告白したり、同級生の佑人が実結に秘めていた好意を告げたりする出来事があり、実結は同じことの繰り返しに見えていた日常が、自分の気持ち次第で大きく変化することを知ります……。