原作は櫻いいよが小説アプリ「野いちご」へ2010年に投稿したSF恋愛ファンタジーです。恋人を守ろうとする女子高生のひたむきな姿が多くの共感を呼び、2012年に文庫化されて発行部数21万部を記録しています。
ダブル主演するのが福本莉子と松田元太です。実結役が「東宝シンデレラ」グランプリから女優デビューした福本。修弥役はジャニーズ Jr.内のグループ「Travis Japan」で最年少メンバーとして活動する松田で、今作が映画初出演です。
修弥の性格は原作ではツンデレキャラなのですが、Yuki Saito監督は、松田が演じることから映画では爽やかで快活なキャラクターに変更したといいます。
「元太くんのスタッフとの接し方や、リハーサルでのお芝居を見て、彼の人懐っこさや人に対する一生懸命さを、実結に対する一生懸命さに反映させた。見ていて応援したくなるキャラクターになった方が、何度も同じ日を繰り返す中で、お客さんもストーリーにノッていけると思ったんです」(監督)
撮影現場で松田は、根っからの明るさを発揮していたそうです。ある日、監督は、松田から「僕がいなかった昨日、実結に何かあったんですか? 僕にできることありますかね?」と質問されたと語っています。福本は前日撮影した場面で珍しく苦戦していて、松田がわずかな異変を敏感に受け止めていたようです。
松田は“座長”のひとりとして共演者やスタッフの前でいつも明るく振る舞い、みんなが演技をしやすい環境作りをしようと気配りしていました。雨の夜に修弥が交通事故に遭うシーンでは、自分もこごえる寒さを感じながら、周りのスタッフに声をかけたり、温かい飲み物を差し出したりと気遣っていたそうです。
主題歌は、YouTubeチャンネル登録者が325万人、Twitterフォロワーは200万人を超えるクリエイター・まふまふが担当しています。松田が主題歌「栞」に振り付けをして出演者がダンスを披露する動画が、映画公開を前に話題となっています。
“タイムリープ・ラブストーリー”『君が落とした青空』は2月18日(金)公開です。(SJ)