【プレビュー】J1神戸、開幕戦の鬱憤を晴らせるか 埼スタで浦和戦 槙野智章「是が非でも勝点3を」 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

【プレビュー】J1神戸、開幕戦の鬱憤を晴らせるか 埼スタで浦和戦 槙野智章「是が非でも勝点3を」

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 サッカー・J1のヴィッセル神戸は、23日、昨シーズンの天皇杯王者である浦和レッズと、埼玉スタジアム2002で対戦する(キックオフは午後4時)。

 開幕戦の名古屋グランパス戦では歯車がかみあわず、敵地で悔しい船出となったクリムゾンレッド。ACL(AFCチャンピオンズリーグ)の関係もあり、この日に組まれた一戦では、中3日という短い準備期間で、早速立て直しがせまられることに。そのなかで、「特別な思いがあるチームなので、是が非でも勝点3を取れるように埼玉スタジアムに乗り込みたい」と話す槙野智章選手や、汰木康也選手といった古巣初凱旋となる選手たちには早速、大きな期待がかかる。

槙野智章選手 (C)VISSEL KOBE

 名古屋戦では、キャプテンのアンドレス・イニエスタ選手や、菊池流帆選手、飯倉大樹選手といった昨シーズンの主軸が欠場。新戦力の槙野選手、扇原貴宏選手、汰木選手がそろって先発したなか、槙野選手の右サイドバック起用など、それぞれのオリジナルポジションではないところでのプレーとなり、驚きを与えた。しかし、チームが本来志向する主導権を握る戦いを展開できず、J屈指のタレント力をいかせなかったのも事実だった。

「攻撃に関しては、少し後ろが重いという感じがしたので、選手の立ち位置を含めて修正した」と浦和戦前日に語ったのは、三浦淳寛監督。この試合では前節に退場した扇原選手が出場停止となるため、必然的にメンバーの変更も強いられるなか、指揮官が誰を起用し、どういった布陣を組むかは注目だ。

三浦淳寛監督 (C)VISSEL KOBE

 昨シーズンの浦和戦では、リーグ戦で1勝1敗、カップ戦で1敗1分け。キャスパー・ユンカー選手や小泉佳穂選手らを中心に、攻守に連動した戦いを見せる相手に苦しめられた。ただし、直近の対戦(2021年10月2日、J1第31節)ではホームで5-1と大勝。当時、川崎フロンターレに逆転負けした直後の試合で、閉塞感、危機感が漂うなかだったが、チームは奮起した。大迫勇也選手の8分での先制弾にはじまり、イニエスタ選手が2ゴール1アシストと大活躍。さらには武藤嘉紀選手やボージャン・クルキッチ選手も加点するなど、決めるべき選手たちのゴールラッシュで強敵をねじ伏せた。特に敵陣でのプレスでボールを奪ったところから得点につながったシーンが目立っただけに、今回もその再現といきたい。

 また、浦和の強力な右サイド、関根貴大選手と酒井宏樹選手にどう対処するかも、ポイントになりそう。神戸の左MFに、前回の対戦のときのように佐々木大樹選手を抜擢するのか。または浦和をよく知る汰木選手を持ってくるのか。昨年リーグ戦で32試合に出場した郷家友太選手も出番を手ぐすねをひいて待っている。また、武藤嘉紀選手の中盤起用も選択肢の1つかもしれない。

 名古屋戦での光明は、ボージャン選手の復帰。昨年10月24日の豊田スタジアムで負傷し、長期離脱を強いられたが、同じ舞台で今年は開幕から元気な姿を見せた。10代からFCバルセロナで活躍するなど、強烈なシュート力が持ち味の背番号9は、今年のヴィッセルでの活躍にかけている選手の1人。そのワールドクラスの一撃で、浦和の戦術に穴をあけたい。

 昨年のリーグ戦では連敗がなかったヴィッセル。アウェイでの強敵相手との連戦とはいえ、「とにかく優勝するため、タイトルを取るためには、連敗を避けなければいけない」と槙野選手。狙うは2シーズンぶりの埼スタでの勝利。「相手の陣地でサッカーをすることや、自分たちらしさを試合で出せれば」(セルジ・サンペール選手)といった、ヴィッセル本来のスタイルを示すことが、活路を開く鍵となるだろう。

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GOGO!ヴィッセル神戸 | ラジオ関西 | 2022/02/21/月 18:00-18:30

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