「タレント起用のサブスク」キャスティング企業が打ち出した新たなサービスへの思い | ラジトピ ラジオ関西トピックス

「タレント起用のサブスク」キャスティング企業が打ち出した新たなサービスへの思い

LINEで送る

この記事の写真を見る(2枚)

 林歳彦氏(会社経営者・環境活動家)と、フリーアナウンサーの田中大貴(元フジテレビアナウンサー)がパーソナリティーを務めるラジオ関西『としちゃん・大貴のええやんカー!やってみよう!!』。2022年1月31日放送回では、株式会社エイスリー(本社:東京都渋谷区)の上野昇平さん(TALENT STOCK事業開発室 室長兼キャスティングディレクター)がゲスト出演。タレントと企業の懸け橋として歩みを進める総合キャスティング会社の現状や新たな展開などを語った。

株式会社エイスリーの上野昇平さん

 イベントや式典を行う企業だけでなく、結婚式の余興出演などで依頼を希望する個人向けに対しても、幅広くタレントのキャスティングを行っている、エイスリー。上野さんが入社した頃は社員が社長1人という状況だったが、小規模のオフィスから約8年かけて成長し、今や数々の大手企業とも取引。キャスティング実績は1万件にものぼるという。

「タレントと企業の間に立つ者として“信頼されること”を意識しました」と上野さん。「一般企業と芸能界の懸け橋だからこそ、どちらからも信頼されるように諸手続きを丁寧に行ったり、初めてタレント起用を考えている企業が気軽に利用できるよう、ホームページを作ったり……タレントが身近な存在だと知ってもらえる仕組み作りをしたからこそ、こうして選ばれる企業になったんだと思います」と、上野さんは胸を張る。

 そんな同社では、今回新たなサービスをスタート。その名も『タレントストック』。あらかじめ撮影したタレント・アスリートの写真素材を数パターン提供し、それをそのまま広告に使用できるシステムで、料金は月額制。

 この「タレント起用のサブスク」を事業化した意図を、上野さんは次のように語る。

「タレントを広告に起用したくても『どこに、どうやって頼めばいいのか』が分からなくて、あきらめてしまっていた、そんな企業に向けたサービスです。値段やスケジュール交渉など、タレント広告起用のスキームを極限まで簡略化することでハードルを下げ、より多くの企業が利用しやすいように、という思いで始めました」

 実際の反応はかなり良いようで、企業側がタレントを選び、だいたいの金額も分かったうえで契約できる、その手軽さが好評だという。「タレントストックを利用した企業が、今度はイベントや式典の相談を持ち掛けるなど次の案件への足掛かりになった例もあり、出演したいタレント・タレントを使いたい企業どちらにとっても良い結果を生んでいます」。

 新サービスをさらに活気づけるべく、上野さんは自信を見せる。「需要や価値はあると信じているので、今後さらにタレントの数を増やしていきたい。そして、タレント起用のハードルが高いと悩んでいる地方企業にも、本来(タレントは)身近なものだから、気軽に相談できるということを伝えたいです」と述べていた。

写真左から、フリーアナウンサーの田中大貴、株式会社エイスリーの上野昇平さん、林歳彦氏(会社経営者・環境活動家) ※撮影時にマスクを外して対応 (写真:ラジオ関西)

■株式会社エイスリー
【公式HP】

LINEで送る

関連記事