ハチ食品のカレー粉やカレー製品には、平均して約20種のスパイスが使われており、最も多いものでは30種以上にのぼるという。また研究開発のため、常に30種類以上のスパイスを完備し、時代のニーズに合わせたさまざまなスパイスの選定、調合を続けている。
■続くコロナ禍、『自宅で過ごす』生活でさらに高まるレトルト食品のニーズ
ハチ食品によると、最初の緊急事態宣言が発出された2020年4月、レトルト食品の購入数が激増して需給がひっ迫、この年は販売数が大きく伸びたという。さらに翌2021年も、前年と同程度の販売数量となっていることから、コロナ前と比較し、レトルト食品の消費が大きく増加した。
コロナ感染拡大傾向に歯止めがかからないことから、外出を控え、テレワークやオンライン授業など在宅率が高い生活パターンが根付きつつある。これに比例して、一定の需要が継続していると分析している。
担当者は「簡単・便利が売りのレトルト食品は今後も受け入れられ、味の追求も進んで商品も多種多様となり、さまざまなシーンに合わせた商品を手に取っていただいている」と話す。