神戸市は1日夕、ロシアに軍事侵攻されたウクライナを支援するため、改修工事中でシートに覆われた「神戸ポートタワー」(高さ108メートル)やメリケンパークのモニュメント「BE KOBE」をウクライナ国旗の色の青と黄にライトアップした。近く、 神戸市街地の背後にある「市章山」でもライトアップが予定されている。
久元喜造市長は1日の会見で、戦災に遭ったウクライナの子どもたちのために国連児童基金(ユニセフ)に1千万円を拠出すると発表した。
神戸市はIT人材の確保に向けてウクライナと交流しており、久元市長は「ロシアの行為は強い非難に値する。ウクライナに一刻も早く平和が訪れるよう祈っている」と述べた。ポートタワーは神戸港のシンボルで、ライトアップは当面続ける。
神戸市議会は1日、侵攻に抗議し、ロシア軍の即時撤退を求める決議を全会一致で可決。兵庫県議会も侵攻を非難する決議を可決した。