【プレビュー】J1神戸、横浜FMとアウェイ戦 古巣対決の扇原貴宏「勝ちにつなげられるようプレーや姿勢で見せたい」 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

【プレビュー】J1神戸、横浜FMとアウェイ戦 古巣対決の扇原貴宏「勝ちにつなげられるようプレーや姿勢で見せたい」

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 サッカー・J1のヴィッセル神戸は、2日に行われるJ1第10節で、横浜F・マリノスと日産スタジアムで対戦する。

 ACL(AFCチャンピオンズリーグ)の影響により、序盤戦ではミッドウイークでの開催が続くACL出場組。ヴィッセルだけでなく、川崎フロンターレ、横浜FM、浦和レッズもすでに黒星が付くなど、昨シーズンの上位陣は厳しい戦いを強いられている。ヴィッセルは、現在2分け1敗、勝点2にとどまり、順位は暫定14位。「勝利をまず手にいれたい」と扇原貴宏選手も言うように、チーム状況を好転させるためにも、今回の横浜FM戦は、敵地とはいえ、結果がほしい試合になる。

 この横浜FM戦で最もスポットライトが当たるのは、昨シーズンまで横浜FMに在籍した扇原選手のプレー。近年、トリコロールのJ1制覇や上位進出に貢献した大型ボランチは、早速、かつてのホームだった日産スタジアムに凱旋することに。横浜FMのことを最もよく知る背番号33は、古巣の動向もしっかりチェックしているようで、試合前日のメディア対応では、「いい意味で印象は変わらず、アグレッシブにマリノスのサッカーを展開しているイメージがある。開幕からすごく好調な印象もあり、(最近の試合では)けが人やアクシデントもあったが、(メンバーが変わっても)マリノスはマリノスで(戦いは)変わりはないと思うので、しっかり警戒しながらやりたい」と気合いを込める。

扇原貴宏選手 (C)VISSEL KOBE

 開幕戦で相手のチャンスを止めた際に退場処分を受けるなど、クリムゾンレッドでは悔しい船出となった扇原選手。それでも、「勝ちにつなげれるよう、プレーなり、姿勢なりを見せたい。(ポジションは)どこで出ても自分らしいプレーをしていきたい」と前を向く。セレッソ大阪時代や横浜FM時代も、当初はなかなか出番が巡ってこなかったなか、這い上がってきた実績を持つだけに、特別な思い入れのある相手との一戦での奮起に期待がかかる。彼らしい鮮やかなパスをはじめとする攻撃センスや、童顔ながら熱いハートを持ったプレースタイルで、ヴィッセルに新たな息吹をもたらすことができれば、チームにとってはさらに心強い存在になるだろう。

 一方、中2日、ないしは、中3日というタイトな日程での試合が続き、前節のアビスパ福岡戦では球際での激しい攻防もあって、心配されるのは選手のコンディション。「しっかりコンディションをみていかないといけない」という三浦淳寛監督も、「疲労感なども考慮し、選手たちと相談して、(メンバーを)うまく回していかないと、ずっと試合に出ていたらパンクする。(横浜F・)マリノス戦後もすぐに(サンフレッチェ)広島戦があり、選手をどう回そうか考えている」と、メンバーの再構成を示唆。大迫勇也選手や武藤嘉紀選手ら、フル出場を続けているメンバーの起用法などは、この試合では変わってくる可能性もある。

 横浜FMも出場停止や負傷者の影響で、前節から大幅なメンバーの変更も想定されるなか、ヴィッセルも新たな選手の抜擢があるかは見どころの1つ。前節の福岡戦では山川哲史選手が今シーズン初めて先発し、フル出場で無失点に貢献した。また、同じく先発起用された佐々木大樹選手も、惜しいシュートを放つなど、62分のプレータイムで奮闘。「昨年から言い続けているが、結果を残さないといけない。まずはゴール、アシストの数字を残しつつ、自分のストロングポイントを磨いていきたい」と意気込む背番号22をはじめ、郷家友太選手、中坂勇哉選手など、クリムゾンレッドの若手にも楽しみな逸材がそろうだけに、彼らにチャンスがやってくるかも注目だ。もちろん、ボージャン・クルキッチ選手、リンコン選手、藤本憲明選手といった実力者も出番に飢えていることだろう。攻撃陣の人選は、これまでを継続するのか、変化を加えるか、メンバーの選考も楽しみなポイントだ。

佐々木大樹選手 (C)VISSEL KOBE

「なかなか勝点3を獲得できていない状況だが、チームが1つになって戦うという部分は変わらない。一戦必勝で、横浜F・マリノス戦でいい結果を出せるように、とにかくいい準備をして戦いたい」と、前日会見の冒頭でコメントした三浦監督。「(相手の状況など)いろんな情報が入ってくるが、それより自分たちが少しずつよくなっていく、そちらにフォーカスしなければいけない。昨シーズンもよく感じたのが、フロンターレとマリノスは誰が出ても遜色ない。チャレンジャーの意識をもって、非常に総合力ある相手に、僕らも挑戦者としてアウェイに乗り込みたい」と、横浜FMをリスペクトしつつ、狙うは2018シーズン以来となる日産スタジアムでの勝利。強敵相手に白星を奪い、その後の戦いに勢いをつけたい。試合は2日の午後7時30分キックオフ予定。

三浦淳寛監督 (C)VISSEL KOBE
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GOGO!ヴィッセル神戸 | ラジオ関西 | 2022/02/28/月 18:00-18:30

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