“切なすぎる小説”としてSNSで広がったベストセラーを映画化。小松菜奈・坂口健太郎主演のラブストーリー、映画『余命10年』が3月4日(金)、全国ロードショーされます。
茉莉は二十歳のときに、数万人に一人とされる肺の難病を患い、ドクターから余命10年と宣告されました。恋愛はしない、と心に決めています。生きることに執着しないためです。
クラスの同窓会に参加し、かつて同級生だった和人と再会します。和人は父親との関係が悪く自分の居場所を見失っています。ゴミだらけの部屋に住んでいて、自殺未遂を起こします。
けがをして入院した和人を茉莉が見舞います。
「生きる意味とかわかんない」(和人)
「それってすごくズルい」(茉莉)
この出来事をきっかけに茉莉と和人は互いを意識します。それまで生きることに迷っていた和人は、立ち直ろうと焼き鳥屋でアルバイトを始めます。
「とりあえずやれることからやってみようかなって」(和人)
「私もがんばるからさ、もう死にたいなんて思わないでください」(茉莉)