もうすぐ4月、子どもの学年が一つ上がる時期だ。高校生の保護者には、そろそろ大学受験を意識し始める人もいることだろう。そうなると気にかかるのは、子どもの学力。きちんと身に着いているのか、成績を上げるポイントはあるのか、普段の生活の中で気を付けると良いことは何だろうか? 塾の講師に聞いた。
「まずは、朝型の規則正しい生活を習慣にすることです」と話すのは、「若松塾・東進衛星予備校 須磨パティオ校」(神戸市須磨区)の宮本祐太郎さん。
「夜決まった時間帯に寝て、朝も決まった時間帯に起きること。これができていないと学校で居眠りをしてしまいますし、塾に来ても集中できません。規則正しい生活習慣、またムラのないペースでの学習ができている生徒は、ほとんど成績が上がります」。(宮本さん)
さらには「自分に合った勉強法を身に着けることが、最も成績を向上させるための近道」という。勉強法と言えば、知りたい気持ちになるのが「暗記」の方法。もちろん暗記がすべてではないものの、多かれ少なかれ必要なのが実情だ。苦労した経験がある人も多いはず。スムーズに暗記する術はあるのだろうか。
「学習方法が定まっていない人向けの情報になりますが、様々あります。例えば、声に出して読む、ノートに書いてみる、寝る前に暗記物を手がけるなど、まずは色々試してみて、自分に合った方法を探してみるといいと思います」。(宮本さん)
ちなみに、宮本さん自身は「ノートに書くということはほとんどせず、資格試験などについても何回も同じものを反復して、声に出して、読み込むという方法を取っています」とのこと。社会人にも参考になりそうだ。
受験生やその保護者には、最近の予備校事情も気になるところ。授業に映像が用いられるのはもちろん、個別プログラムにはAIが導入されるなど、時代とともに手法やシステムも移り変わっている。また、学力の向上とともに精神的なサポートも行う「担任」を設けているところもあるという。
昨今、採用する塾・予備校が増えているインターネットを介した学習システムは、限りある時間の有効活用につながる。「(受験生自身の)スケジュールに柔軟に対応することができ、高校3年分の勉強をより短期間で終わらせることが可能です」と、宮本さんはその有用性を語る。
授業、講習、学習状況の管理から、声掛け・面談などによるサポートまで、塾・予備校の担う役割はますます大きくなっている。入試の最新情報を知る機会が得られるのも、受験生や保護者にはありがたいと言えるだろう。
※ラジオ関西『河上幸恵のモーニングコール』2022年3月3日放送回より
「若松塾・東進衛星予備校」では主要科目の国語、数学、英語に加えて理科、社会、小論文など、入試に必要な全ての科目を受講することができる。受験する学年になると、過去の問題を振り返り、演習や添削、解説を行う講座も。担任・担任助手による指導も受けられる。合格実績、無料の招待講習など詳しくは公式サイトに掲載されている。
◆若松塾・東進衛星予備校 須磨パティオ校
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