7日午後2時20分ごろ、兵庫県高砂市荒井町新浜の神戸製鋼所高砂製作所から「爆発があったようだ」と119番通報があった。兵庫県警や神戸製鋼所によると、男性従業員(56)が搬送先の病院で死亡が確認され、関連会社従業員の男性2人(21歳、49歳)が、左肩打撲や左肘骨折などのけがをした。
神戸製鋼所によると、製作所では航空機や自動車、船舶に使われる鉄鋼素材の加工などをしており、爆発は鉄粉を加工する工場内であったとみられる。 施設から火が出たが、従業員らが消火器で消し止めたため、建物の炎上や大きな損壊はなかった。神戸製鋼所は「事故原因については調査中」としている。
現場は山陽電鉄荒井駅の南西約1キロの臨海部で、工場が立ち並ぶ地域。