できたてアツアツの揚げ物を「鉄板」で 独特なスタイルの定食店「揚物・あぶり なかた」 神戸・垂水 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

できたてアツアツの揚げ物を「鉄板」で 独特なスタイルの定食店「揚物・あぶり なかた」 神戸・垂水

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 JR垂水駅および山陽電車の山陽垂水駅すぐ、にぎやかな商店街の一角にある「揚物・あぶり なかた」は、地元・兵庫県産のあわじ鶏を使用した宮崎名物「鉄板チキン南蛮」や、唐揚げ・焼き鳥などを鉄板で提供する定食屋となっている。

 昨年2月にオープンした同店は、西明石の鉄板料理店「鶏や食堂 鉄板 えん」の新業態。看板メニューは店名にもあるとおり自慢の揚げ物や炙り料理の数々だ。

 揚げ物を鉄板に盛りつけるユニークなスタイルは本店が鉄板焼店というだけでなく、店の構造にも理由がある。代表の中田嘉直さんは「1階がキッチン、2階が客席となっているため、少しでも長く温かい料理をお客様に食べてもらえるよう鉄板を活用することに決めた」と話す。熱々の鉄板から聞こえるジュージューという音、立ち上る湯気と香りも食欲をそそる。

 1階の店先が「べんとう屋 えん」となっており、できたての揚げ物を弁当としてテイクアウトすることも可能だ。メニューは唐揚げ、チキンカツ、魚フライ、旬野菜のフライなどバラエティーに富んだラインナップで、中でも不動の人気を誇るのは「チキン南蛮弁当」650円。平日のランチタイムには特に注文が多いという。

 作りたてはもちろん、持ち帰ってからもおいしく食べられるのには2つの工夫がある。まずは「揚げ方」。1回目は170℃、2回目は185℃の油で二度揚げする。じっくり火を通してから高温で一気に揚げることでうま味をギュッと凝縮し、外側はカリッと中は柔らかくふっくらとした食感に。そして、もう1つは「塩」。唐揚げに下味をつける際は店特製の塩を使用。浸透圧の加減で肉のうま味をしっかり閉じ込めるため、時間が経ってもジューシーな味わいはそのままだ。

 弁当に欠かせないものといえば、おかずと一緒にたっぷり食べたいごはん。「べんとう屋 えん」ではごはん1人前が300グラムとボリューム満点。さらに、使用しているのは兵庫県たつの市・上田農園が手掛ける「ミルキークイーン」と「ヒノヒカリ」をオリジナルブレンドした「ミルヒノ米」。炊きたてはもちろん、冷めてもおいしいごはんは揚げ物と相性抜群だ。

 揚げ物以外の商品にもこだわりがたくさん。国産鶏を使用した持ち帰り用「炙り焼き鳥」は酒のつまみや夕飯のおかずに最適で、夕方からの人気商品となっている。大人から子どもまで家族皆で食べてもらいたいと1人前200グラム、串を使わない「バラ焼き」で提供。また鉄板で焼き上げてから炭火で炙り焼きにすることで、炭の香ばしい香りも楽しめる。「炙り焼きのみだとどうしても時間がかかってしまうため、鉄板を使った二度焼きスタイルに。お客様を待たせないのも店のコンセプトの1つ」と中田さん。


※ラジオ関西『ばんばひろふみ!ラジオDEしょー!』2022年3月16日放送回、「魅力満載!海峡通信」より

◆「揚物・あぶり なかた」
兵庫県神戸市垂水区神田町2-24
電話 070-8414-1136


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