新型コロナウイルス対策に役立ててもらおうと、神戸信用金庫(神戸市中央区浪花町)は、神戸市立医療センター中央市民病院(神戸市中央区港島南町)に150万円を寄付した。
一昨年(2020年)10月から、定期預金「医療にエール!」の取り扱いを開始した神戸信用金庫。昨年(2021年)10月から今年の4月までは「医療にエール!Ⅱ」として、預金残高の0.01パーセント分を寄付金として集め、約236億円の預け入れがあったという。顧客の負担はない。
28日、同院で行われた贈呈式では、神戸信用金庫の髙濱克己常務理事が「医療従事者の支えがあり、日々過ごせることに感謝している。一日でも早く平穏な日が戻ることを願い、少しでもその助けになればうれしい」と述べ、神戸市立医療センター中央市民病院の一安顕昭事務局長に寄付金の目録を手渡した。
同院の一安事務局長は、「感染をしっかりと防止し、職員の環境をよくするための経費として大事に使わせていただく」と述べ、感謝状を贈った。
なお、神戸信金は今月中に、同様の方法で集めた寄付金50万円を、明石市立市民病院へ寄付する予定だ。