特定抗争指定暴力団「六代目山口組」(本部・神戸市灘区)が、暴力団対策法に基づく指定が今年(2022年)6月に期限を迎えることから、兵庫県公安委員会は31日、神戸市中央区の兵庫県警本部で意見聴取を行う機会を設けた。六代目山口組側は欠席したが、手続きに影響はなく、公安委は再指定(11回目)する方針。
意見聴取は公安委が示す指定理由に対し、暴力団側が「指定暴力団には当たらない」とする意見を述べるための機会。
国内最大の暴力団とされる「六代目山口組」は2021年末現在、約8500人の所属(構成員・準構成員含む)が確認されている。2015年8月に分裂、離脱した「神戸山口組」との対立抗争が激化する中、水面化での引き抜き工作などもあり、2020年と比べて微増傾向にある。