陸上無線技術士の資格は、近年人気が高まっています。この資格に関わる仕事を探してみると、ラジオやテレビ局などの放送局から、海上保安庁・気象庁・警察庁、また、携帯電話などの電気通信事業会社の仕事もあります。
「第一級陸上特殊無線技術士」の資格を持っていれば、スマホや携帯電話の基地局の運用などを行えます。最近は、スマートフォン通信事業者が増えたり、５Gの整備、あらゆる物やモノをインターネットにつなげる「IoT」化が進んだりしていることから、陸上無線技術士の資格を取る人が増えています。
ラジオ局では、第一級陸上無線技術士の資格を持っていなくてももちろん働けます。局内では、無線技術士をはじめ、生放送のミキサー・エンジニア、また音響エンジニアなど、いろいろな技術スタッフが活躍しています。ラジオ局に就職してから第一級陸上無線技術士資格を取った人もいます。
昨今、インターネットラジオの普及でラジオの楽しみ方も様変わりしましたが、災害時にも強いラジオ局では、無線技術のプロフェッショナルが「電波」と「信頼」を発信しています。
※ラジオ関西『おしえて！サウンドエンジニア』 2022年4月3日放送回より
◆「陸上無線従事者」について（公益財団法人 日本無線協会HPより）
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【放送音声】2022年4月3日放送回
