サッカーの聖地「国立」でのホームゲーム開催、女子サッカー・INAC神戸の思いとは 安本社長が明かす「逆転の発想」

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 女子サッカーの国内プロリーグ「WEリーグ」では初となる東京・国立競技場での試合が、5月14日に予定されている。その一戦をホームチームとして主催するINAC神戸レオネッサの安本卓史社長が、ラジオ番組『カンピオーネ!レオネッサ!!』(ラジオ関西)に出演し、国立開催の経緯などを語った。

写真左から赤﨑夏実、INAC神戸の安本卓史社長、近藤岳登(写真:ラジオ関西)

 昨年9月から初年度がスタートし、ウインターブレイクを経て、今春に再開。後半戦が進められている国内初の女子サッカー・プロリーグ「WEリーグ」。5月14日・15日の週にあたる第21節、INAC神戸にとってはシーズン最後のホームゲーム、強豪の三菱重工浦和レッズレディース戦を神戸で迎えるはずだった。

 しかし、安本社長によると、ホームスタジアムのノエビアスタジアム神戸が、5月14日と18日にヴィッセル神戸のホームゲームを行うことが決まっているため、スタジアム側から「1週間に3試合となると、ノエスタのピッチ状態が心配。(芝の育成の面から)配慮してほしい」という話しがあったという。「INAC神戸としては後方支援としてヴィッセル神戸を応援しよう、私たちは(外に)出たらいいんですねということになった」(安本社長)。

 ノエスタは昨年もピッチ状態に問題を抱えていたこともあり、今年にかけて、そのコンディションの改善に着手するなど、芝の管理を慎重に行っている。この地をホームにするヴィッセルも序盤戦はほとんどがアウェイでの試合を余儀なくされた。また、INAC神戸も、昨年9月26日、今年3月5日のホームゲームを別会場で開催していた。

 ただ、チームは今、リーグ戦で首位を独走。最短で4月29日の第19節サンフレッチェ広島レジーナ戦で優勝を決めるというところまで来ている。初代女王を勝ち取るというそんな大事なシーズンのクライマックスに、地元・神戸でサポーターとともに喜びを分かち合えないのは痛恨の極みだ。安本社長は内心、「プロ野球で活躍した清原和博さんが何度もデッドボールを当てられたときに言った言葉ではないけど、『3回目やぞ!』という思いがあった」と打ち明ける。

 では、どこで開催するか。そこで安本社長は大きな決断をする。「逆転の発想でヴィッセルより先に(ホーム主催試合をしに)国立へ行こう!」。

 この構想について、番組パーソナリティーを務める元Jリーガーの近藤岳登は「始まったばかりのWEリーグで、神戸のノエスタをホームとするINAC神戸が、国立をホームにしてやるって、大丈夫ですか(?)と。場所もアウェイで、国立はサッカー界にとってとんでもない聖地。ノエスタがダメだから国立というのは無謀というか、とんでもないことを言いだしたと思った」と率直な思いを口にする。

 それでも、国立でのクラブレベルの興行も可能ということなど様々な調査を行い、これまでの人脈なども総動員して、このホームゲーム開催決定にこぎつけた安本社長。クラブはもちろん、WEリーグや女子サッカーのさらなる発展を見据えて、この判断に至ったことを強調する。

東京・国立競技場(※撮影は2020年1月1日)



2022年1月から『カンピオーネ!レオネッサ!!』(ラジオ関西)エンディングテーマとなっているSHIONの「Our Path ~volume 2~」

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カンピオーネ!レオネッサ!! | ラジオ関西 | 2022/04/11/月 18:30-19:00

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