「黒電話」が40万個の大ヒット! カプセルトイ『懐かしの感触』シリーズ メーカーが明かす失敗と裏話 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

「黒電話」が40万個の大ヒット! カプセルトイ『懐かしの感触』シリーズ メーカーが明かす失敗と裏話

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――カプセルトイのトレンドについて。

 私の持論ですが、カプセルトイは比較的トレンドを起こしやすいと思っています。こういったレトロ系のものをスタートさせると、他社もレトロ系のものを出します。そうすると、必然的に視界に入ってくるカプセルトイで、なんとなく「レトロブーム」が起きてきます。今、業界内では「レトロなもの」が非常に良いです。

――次に考えているレトロな商品はありますか?

 5月に『ビールケースと台車』を発売します。ただ、カプセルトイ業界は大小合わせて40社ほどメーカーがあり、企画にインスパイアされて似たようなものが出てくるため、先のものはあまり言えません(笑)。レトロな縫製ものは常に考えています。

2022年5月発売予定の『ビールケースと台車』(提供:ターリン・インターナショナル)

――今後もレトロブームは続くでしょうか?

 弊社の大ヒットシリーズ「レトロキッチングッズ」は、第2弾を発売しました。“レトロ”の基準は10年か、5年か、3年か正直分かりません。ちょっと前のものでも、懐かしみがあればレトロと言っていいのか……という思いはあります。

 カプセルトイが日本に入り始めて60年弱。カプセルトイが出始めた頃に子どもだった方は、70代になっています。当時の子どもが大人になったことにより、ターゲットの幅広い商品がうける世界になりました。レトロブームというよりも、購入する方の年齢層が上がったという感覚かもしれません。

 黒電話や電気シェーバーは、子どもの頃にあまり触らせてもらえなかったんです。実際に電話がかかったら困るので電話のおもちゃで遊んでいましたが、本物には触れなかった。その、触りたかった憧れをちょっとくすぐってあげると面白いなと思います。

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【ターリン・インターナショナル 公式HP】

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