コロナ禍になり、体を動かす機会が減ったせいで体重が増えたという話を聞きます。運動不足が気になるけど、ジムに行ったりやランニングをする時間は無い……。そんな人にぜひトライしてみてほしい、「トランポビクス」をご存知ですか?
1985(昭和60)年、兵庫県の芦屋市で誕生したトランポビクスは、「トランポリン」と「エアロビクス」をミックスさせた、なんとも良いとこ取りなエクササイズです。基本的な動きは、トランポリン上でのウォーキングやジャンプなど、いたってシンプル。関西を中心に日本各地、さらには韓国やハワイなどでも取り入れられているものの、中には耳慣れないという人もいるはず。
子どもたちが楽しむ「遊具」という印象が強いトランポリン。その上で運動するエクササイズは、なぜ生まれたのでしょうか。その魅力は? エアボーン・スポーツクラブ(本校:神戸市東灘区)代表で、兵庫県トランポビクス協会を設立した赤山桂子さんに話を聞いてみました。
赤山さんによると、「芦屋市教育委員会の役員がスポーツ視察のためヨーロッパに渡った際、陸上選手が雨の日に室内で一人用のトランポリンを使ってトレーニングしている姿を見て、着想を得たそうです」。
そう、このトランポビクスで使うのは、大人がやっと1人立てるほどのミニサイズのトランポリン。名前を「ジョグ」といいます。ジョグは、一般的なトランポリンよりも硬めに設計されているため、遊具用のトランポリンのように高くジャンプしすぎることもありません。一方で、床やマットよりは柔らかいことから、飛び跳ねても身体にかかる負担は軽減されるんだとか。
そのジョグの上に乗り、ウォーキングやジャンプなどをすることで、身体への負担を軽減しつつ有酸素運動をおこなえるという一石二鳥なエクササイズなのです。
「1時間のレッスンで、おおよそ7000歩ウォーキングしたのと同程度の運動効果が、膝や腰の負担をかけずに行えます」(赤山さん)
◆エアボーン・スポーツクラブ 深江本校
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