林歳彦氏(会社経営者・環境活動家)と、フリーアナウンサーの田中大貴(元フジテレビアナウンサー)がパーソナリティーを務めるラジオ関西『としちゃん・大貴のええやんカー!やってみよう!!』。2022年4月18日放送回では、一般社団法人ジブリッシュ・ラボ代表の大久保信克さんがゲストとして登場。意味のない言葉「ジブリッシュ」との出会いや、現在の活動内容について、番組でトークを展開した。
ジブリッシュ(Gibberish)とは、何の意味も持たない言葉に感情を乗せて吐き出し、脳を休めて素直な気持ちで人や自分と向き合うということ。そんな心豊かな時間を提供するために立ち上げられたのが、一般社団法人ジブリッシュ・ラボだ。
大久保さんとジブリッシュとの出会いは、2014年のこと。当時ラフターヨガ(笑いのエクササイズ)に携わっていた大久保さんは、ラフターヨガの本場・インドで創始者による研修を受け、その中で初めてジブリッシュに触れたのだそう。その後、大久保さんは脳波測定の研究者と協力してジブリッシュ実践中の脳波を測定する研究を開始。今年3月に一般社団法人ジブリッシュ・ラボを立ち上げ、現在は「意味がない」ことの価値を伝えるための講師活動なども行っているそうだ。
この“ジブリッシュ”には様々な可能性が秘められているが、特に「笑えること」がポイントだと大久保さんは話す。
「笑いは、心と体をセットで高めてくれる行為です。さらに言えば『何かを見ないと笑えない』ではなく『自分で笑えるようになる』のが大事なんです」と、ジブリッシュによる笑いの効果に期待を寄せている大久保さん。
それに対し、番組パーソナリティーを務める田中も、フジテレビアナウンサー時代のエピソードなども交えながら共感。「各著名人の方と出会う中で1つ共通点に気付いたんですが、いつも笑っているように見える人っていうのは、やはり素敵な人なんですよね。サッカー日本代表の森保一監督も『厳しい言葉やアドバイスをした後は、必ず最後に笑って終わるようにしている』と話していましたが、それもジブリッシュとつながりを感じます」と“笑い”の重要性に同意を示していた。
さらに大久保さんは「これ(ジブリッシュ)ができない人は、頭の中で言葉による思い込みがあるんです。真面目な人ほど意味のない言葉って出せないんですよね。こうじゃないとダメ、こうあるべきってインプットされているので、その殻を壊せばニュートラルな思考になってきて、だんだんジブリッシュに慣れてくると、良い笑顔になってくるんですよ」と経験を踏まえながら語っていた。
◆ジブラボ 一般社団法人Gibberish-Lab.
【公式HP】