近年サウナの人気が高まっています。美容やストレス解消にも効果が期待できるというのが理由のよう。一方で、「入り方がわからない」「熱いサウナ室に入るのに勇気がいる」など、“食わず嫌い”ならぬ“入らずして苦手”という声も聞こえてきます。しかし、それはきっともったいない。正しい入り方を知れば、今まで知らなかった気持ちよさを味わえるかもしれません。
そこで、初心者向けのサウナの「正しい入り方」について、「月刊サウナ 関西エリア特派員 サウナ伝道師なんちゃん」(以下、なんちゃん)に聞きました。
なんちゃんによると、「ビギナーは、まず基本的な入り方から始めてみてください」とのこと。「基本的な入り方」とは?
身体と髪を洗ったあと……
(1)サウナ室に入る。(8分~12分)
(2)水風呂(1分から2分)に入る。※必ずかけ湯をし、汗を流してから入りましょう。
「水風呂こそ、サウナの醍醐味のひとつ」(なんちゃん)
(3)体の水分をふき取り、休憩(外気浴など10分くらい)。デッキチェアなどで休む。
以上の1~3までの行程が1セットで、それを2~3セット繰り返します。
基本の入り方で何度か入っているうちに、「気持ちよさに到達」する(サウナー=サウナ愛好家が「ととのう」という状態)までの時間や、状況がその時々で変化するのを感じられるのではないでしょうか。これがサウナのおもしろいところです。慣れてきたら、サウナに入る時間や、セットの回数など変えてみるなど、体の感覚を味わいながらいろいろと試してみてください。
“気持ちいい”を感じるまでの道のりは、温度や気候、その日の体調や、入浴施設によってさまざま。なんちゃんは、「“気持ちいい”と出会うために試行錯誤したり、工夫をしたりすることがサウナのおもしろさであり、醍醐味でもある」といいます。
次に、サウナで気を付けることをご紹介しましょう。