最近よく見る「HACCP(ハサップ)」って何? 私たちの食べ物に関係が!? | ラジトピ ラジオ関西トピックス

最近よく見る「HACCP(ハサップ)」って何? 私たちの食べ物に関係が!?

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■具体的には何をどんな風にチェックしてるの? ~充填(じゅうてん)豆腐を例に~

 充填豆腐の主な製造工程は、「大豆などの原料の受入れ⇒大豆を煮て豆乳をしぼる⇒豆乳と凝固剤を豆腐容器に加えてシール(密封)⇒加熱・凝固⇒冷却⇒金属探知機により異物がないかを点検⇒出荷」というものです。それぞれの工程で危害を及ぼす可能性のある要因を分析し、その中から「重要管理点」を設定します。

 充填豆腐の重要管理点は、主に次の2点です。

(1)容器に充填したあとの加熱・凝固工程
(2)検品(金属異物の探知)工程

(1)は、加熱温度や加熱時間を「はかる」ことで、科学的に確かめられた食中毒菌をやっつけることができる加熱時間や加熱温度が守られているかを継続的に監視します。(2)は金属探知機により、金属異物の混入がないかどうかを監視し、消費者の危害を防ぎます。

「HACCP」について(コープこうべ商品検査センターの広報誌「くろまと72号」より)

■「定期モニタリング検査」について

 コープこうべ商品検査センターでは、HACCPに通じる考えから「定期モニタリング検査」を実施しています。商品が商品仕様書(商品の設計図のようなもの)通りに製造されたものかどうかを検証するため、同じ商品を定期的に検査し、検査結果を監視・記録しています。

 対象は、カットフルーツや刺身のように品質劣化しやすい商品や、コープ商品です。結果が「いつもと違う」ということになれば、商品仕様書通りに製造されていない可能性があるので、店舗や取引先に検査結果を情報共有し、原因の究明とともに、商品仕様書通りに製造するよう連絡します。

 2021年度は1,800件ほど実施し、うち15件が、「いつもと違う」ということで、取引先に対応を求めました。


※ラジオ関西「コープ・スコープ はかるたいせつ」(『三上公也の朝は恋人』内)2022年4月26日放送回より

◆コープこうべ商品検査センター リンク一覧
【公式HP】
【はかるたいせつPROJECT】
【広報誌「くろまと72号」(PDF)】

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