ヴィッセル神戸、最下位からのリスタート 約1か月ぶりのJ1でガンバ大阪と対戦 ACLグループステージでの成果を発揮できるか | ラジトピ ラジオ関西トピックス

ヴィッセル神戸、最下位からのリスタート 約1か月ぶりのJ1でガンバ大阪と対戦 ACLグループステージでの成果を発揮できるか

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 サッカー・J1のヴィッセル神戸は8日、J1リーグ戦第12節で、ガンバ大阪(以下、G大阪)とアウェイのパナソニックスタジアム吹田で対戦する。キックオフ予定は午後2時。

 4月12日にタイへ出発し、そこから約3週間、ACL(AFCチャンピオンズリーグ)のグループステージを戦い抜いたヴィッセル。大会前にけが人が続出し、MFアンドレス・イニエスタ選手らもコンディションを考慮してタイ遠征に帯同せず、限られたメンバーでの参戦となったが、ブリーラムで行われた4試合では2勝2分けという成績を残し、グループJを首位通過。アジアクラブチームナンバー1を目指すなか、その関門を突破し、決勝トーナメントに進むことができた。また、高温多湿なタイの環境下でも、大きなけがなどもなかった模様で、4月8日に就任したロティーナ監督のもと合宿のような形で新たな戦術の浸透を図ることができたのも、チームにとって大きなプラス材料となっただろう。

円陣を組むヴィッセル神戸の選手たち。5月1日のACLグループステージ・傑志戦より (C) VISSEL KOBE

 ロティーナ監督もACLを通じてチームがよくなった点について、「一番よかったのは結果、1位として残れたこと。チームとして試合に勝つことをなによりも必要としていたし、そうすることでチームはある程度の自信を取り戻せたのではないかと思う」とコメント。これは選手も実感しているようで、MF井上潮音選手は「ACLが始まる前も、勝つクセをつけて日本に帰ろうという話をしたなか、最後の2試合は勝てなかったとはいえ、2勝して、勝つクセというか、勝てるチームに仕上がってきていると感じる。それにともなってチームのいい雰囲気も、チームの自信もついてきている状態かなと思う」と述べている。

 ACLでは井上選手をはじめ、MF汰木康也選手、MF郷家友太選手、FWリンコン選手がそれぞれ2得点をマーク。また前線の核となるFW大迫勇也選手や、約2か月ぶりにACLで実戦復帰を果たしたFW武藤嘉紀選手にもゴールが生まれるなど、取るべき攻撃陣の活躍は今後に向けてもうれしい話題となった。

 5月3日に帰国したなか、ヴィッセルの選手たちは1日のオフを挟んでトレーニングを再開。これからは再びJでの激闘に身を置く。しかし、序盤戦の成績は4分け6敗、勝点4で最下位。10試合で5得点16失点と、攻守に改善点が山積みだ。ACLでも相手に分析された後半2試合では勝ち切れず。特に傑志との2試合で喫した失点では、Jリーグのときと同様の課題を露呈した。この現実を受け入れつつ、ACLでの自信を糧に、反攻を仕掛けていきたいところ。1つでも順位を上げるべく、その第一歩となるG大阪戦は勝利という結果が求められる。

「試合のための準備を3日間とれたので、いい準備ができたと思うし、自分たちがやりたいことのアイデアというところをしっかりピッチで練習できたと思っている」と述べたロティーナ監督。復帰した武藤選手について「チームとして必要と判断した場合はスタメンでもプレーできるという認識を持っている」と今回のG大阪戦でも起用を示唆。また、キャプテンのイニエスタ選手についても、「コンディションは順調で、プレーできると思う。感じていた違和感だったりコンディションというところはしっかりと治すことができていて、今いい状態で練習することができている」と、チームの大黒柱も戦線復帰が近いようだ。

ロティーナ監督 (C) VISSEL KOBE

「ガンバ大阪はしっかりしたチームであり、攻守において自分たちが戦う姿勢を見せなければ、絶対に勝ちはないと思っている。とにかく、もう自分たちは失うものは何もないので、勝ちに行きたいと思う」と、試合前日に強い思いを述べた武藤選手。「状態はかなりいいし、(不安点を)しいて言えば試合時間のところ。自分がどれだけ行けるかは、まだ正直わかっていないが、リハビリ中、しっかりと走り込みもしたし、コンディションも上がっているので、とにかく試合が楽しみだなと思う」と、前線の要となる背番号11も臨戦態勢は整っているよう。傑志戦に続くゴールに期待が高まる。

武藤嘉紀選手 (C) VISSEL KOBE


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GOGO!ヴィッセル神戸 | ラジオ関西 | 2022/05/02/月 18:00-18:30

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