電車内で起こる無差別事件やトラブル 鉄道会社の乗客を守る責任は? 防ぐ方策はあるの? | ラジトピ ラジオ関西トピックス

電車内で起こる無差別事件やトラブル 鉄道会社の乗客を守る責任は? 防ぐ方策はあるの?

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【佐藤弁護士】当時、事故を科学的に調べるという点で、日本はヨーロッパやアメリカに比べ断然遅れており、そこに大きな問題を感じました。事故に起因する紛争解決を裁判所に任せてしまうのではなく、迅速な事実確認、専門性の観点からの分析、関係者の処罰ではなく再発防止を理念とする必要があります。現在は「運輸安全委員会」がその役割を果たしています。

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 現在、運輸安全委員会業務改善有識者会議の委員として、外部から運輸安全委員会の業務改善に取り組んでいる佐藤弁護士。今後も国民の期待に応える委員会であるように、注視を続けたいと話しました。

◆佐藤健宗(さとうたけむね)弁護士 佐藤健宗法律事務所(兵庫県明石市)
京都大学法学部卒業、1989年に京都弁護士会登録。1994年からは兵庫県弁護士会に登録換えし、「佐藤健宗法律事務所」を開設。過去には信楽高原鐡道事故や明石歩道橋事故、JR西日本福知山線脱線事故に遺族側代理人として携わる。

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