――どんな料理を提供しているのですか?
野菜を使った、(韓国の人が)毎日食べているような家庭料理を出しています。あまり知られていない韓国料理も提供しています。実は、韓国の家庭料理はすごく“優しい”んです。唐辛子を使っていないものもたくさんあります。
――特に力を入れているメニューは?
「ナムル」です。「ナムル」って、もやし、ほうれん草、大根、にんじんというイメージがあるんですが、実は定義がなくて。「野菜のおかず」という意味なので、このお店では常に6種類ぐらい用意しています。今日(取材した日)だったら【ズッキーニとパプリカのナムル】とか、【たけのこのナムル】を。
――これからの夏におすすめのメニューは?
韓国で6月〜9月の夏の時季にだけ食べる冷たい麺「コングクス」という料理です。「豆」をすりつぶしたスープで、栄養価も高いです。あっさりとしていて、濃いめのキムチと一緒に食べるんです。これはなかなか日本ではまだ知られていないので、珍しいと思います。
――コロナ禍にお店をオープンされましたが色々と大変だったのではないですか?
2020年3月14日、まさにコロナウィルスが流行り出した時で……。コロナが流行、しかも経営も初めてのことですし、何がなんだか分からない状況だったんですが、飲食業を営んでいる知り合いに頼りながら、しかも誰も雇わずに、私一人でお店を切り盛りしている状況です。
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慶元さんは、ラジオパーソナリティの仕事を少しセーブしつつ、コロナという大変な状況の中でお店をオープンさせました。現在、韓国料理を提供する以外に、キムチを漬けるセミナーなども開催しています。そもそもの目的であった【みんなが集まることのできる場所】を提供したいという思いを「ラ・ターブル」という店名に込めて、レストラン業にもいそしんでいます。お話からは、慶元さんのお店にかける本気度が伺えました。
(取材・文=メタボリック狩森/放送作家)
◆「dining room La Table」
住所:大阪府大阪市西区新町1-27-15
営業日:金曜日・土曜日 ※完全予約制
営業時間:予約状況によって異なる
予約方法:公式インスタグラムにDMを送付
【公式インスタグラム】