「今の日本では夢のよう」夫が育休を申請したら… 幸せな連鎖に「神様みたいに素敵な上司」と絶賛の嵐 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

「今の日本では夢のよう」夫が育休を申請したら… 幸せな連鎖に「神様みたいに素敵な上司」と絶賛の嵐

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 夫が会社に育児休業(育休)申請をした時の体験談がTwitterに投稿され、26万いいねを集めて大反響となりました。約2年前、今よりも更に男性の育休取得が浸透していなかったころにめぐりあった上司との出来事です。

男性の育休取得は今後、増えていくのでしょうか?(※画像はイメージです/(C)写真AC)

 夫の上司への感謝の気持ちが込もったエピソードを投稿したのは、妻のかなかさん(@KanakaTsubaki)。以下、かなかさんのツイートと独自取材した内容になります。

☆ ☆ ☆ ☆ ☆

 夫から聞いた話になりますが、息子の出産前、夫が勤務先に2週間の育休を申請したところ、直属の上司に呼び出されたそうです。恐る恐る会議室に入ると、眉間にしわを寄せた上司が待っていました。怒られるかと思いきや、上司からひと言「そんなに短くていいの? たかが2週間の育休で君は何をするつもりなの?」と優しくおっしゃいました。あとから聞きましたが、その上司の方はご自身も奥様の出産時に半年間の育休を取得されたそうです。

 ありがたいお言葉をいただき改めて夫婦で相談しましたが、結局、2週間のまま取得しました。2週間は夫婦で子育てをした後、私が里帰りをしたためです。また、収入面や、夫もその会社に転職してまだ1年ほどでやっと慣れてきた頃だったため、あまり休みたくないという夫からの希望もありました。

 上司の方のありがたい対応は更に続き、「妊娠出産は何が起こるかわからないから」と、育休申請後すぐ、約4か月もの間、夫に関わる業務メール全ての宛先CCに自分を入れるように指示されました。夫の仕事をいつでも引き継げるように業務把握しながら、準備してくださいました。

 出産予定日の10日前に陣痛がきたことを上司に連絡すると、「承知しました。これ以後、仕事の携帯の電源を落としてください。グッドラック!」と即座に夫の全業務を引き継ぎ、事前に無理なく采配しておいた通りの業務分担を部内で行ってくださったようです。

 無事息子が生まれた後に「安産でした!」と連絡すると、「安産とは幸い死ぬような状態ではないというだけ。奥さんを労ってください。育休中は連絡不要」と仰ってくれ、実際、育休中の業務連絡は一切ありませんでした。私自身も、夫が安心してフルで育児に参加してくれて本当に助かりました。

 しかも出産祝いは会社に募金箱を設置して、希望者だけ上限500円という決まりを作り、集まった金額をAmazonギフト券にして贈ってくださいました。誰がいくら出したかはもちろん知らされず、内祝いも不要とのことでした。会社のママさんたちに聞いて回って、みんなが負担のない方法を検討してくれたそうで、温かい心遣いに感動しました。いただいたAmazonギフト券で、育児用品を購入させていただきました。

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