連日売り切れの「太巻き」 神戸・山田製玉部とナナファームがコラボ 「出し巻きが主張」と驚きの声 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

連日売り切れの「太巻き」 神戸・山田製玉部とナナファームがコラボ 「出し巻きが主張」と驚きの声

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 兵庫県神戸市、JR神戸駅の北側にある湊川神社。楠木正成を祭り、地域の人から「楠公さん」と呼ばれて親しまれている、この神社のすぐ近くに、地元で長年愛される玉子焼きメーカー「山田製玉部」がある。昭和27年創業の老舗。名前に「部」が付く理由は、その昔、寿司屋で玉子焼を専門に焼く部門のことを「製玉部」と呼んでいたためだそう。

「山田製玉部」(兵庫県神戸市中央区)

 創業当初は小さな工場で人の手によって一つ一つ焼き上げていたが、様々なニーズに対応していくうちに機械を導入。それでも季節によって変化する日々の気温や湿度などに応じて、火加減、焼き加減を調整するのは、長年の知識と技術を持った職人の腕だという。工場で使う卵は1日400キロ以上。人気の「だし巻き」と「厚焼き」は1日500本以上、繫忙期には1500本以上を作っている。

 山田製玉部の製品は、同じ神戸市内にある産直市場「ナナ・ファーム須磨」(須磨区)の商品にも活用されている。山田製玉部の玉子焼き「本玉」を使った「出汁のきいた だし巻き玉子の太巻き」(1パック税込み214円)は、同市場が春の新メニューとして販売。同市場のセンターキッチンで巻かれた太巻きは、朝店頭に並び、昼には売り切れてしまう人気商品だ。

 同市場の担当スタッフが、「本玉」を選んだのは、山田製玉部の商品を何本も試食し、太巻きにしたときにご飯と海苔との相性が最も良かったからだとか。

 ふんわりした食感にかつおと昆布の出汁が上品に香り、しっかりした玉子を感じる絶妙な味わい。買い物客は「こんなにだし巻きが主張する太巻きは食べたことがない」と話していた。

 ■ナナ・ファーム須磨
兵庫県神戸市須磨区外浜町4-1-1
電話 078-733-7722
※店舗ごとに営業時間や定休日が異なるため、詳しくは
ナナ・ファーム須磨の公式サイトでご確認ください。

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