「今、SDGs、『持続可能』ということが叫ばれているなかで、私たち漁師に何ができるか考えているとき、ある人から『やっとるやないか。こういうことはもっと発信せなあかんよ』と言われ、今やっている取り組みをもっと高めていけばいいと感じた」という、戎本さん。「たくさんの改良や取り組みもあるが、『自分たちがやっていたことは間違いではない』と確信が持てた」。
最後に、戎本さんは「一般的に漁師や漁業は魚を取ることが仕事で、それだけをやっているイメージが多いと思うんですが、魚を取るけど、魚を取るために『美しく豊かな海』を目指している。そういう環境づくりやいろんな取り組みをやっていることを知っていただきたい。そして、そういったことをみんなと一緒にやっていきたい」と熱い思いを語った。