1970年代、大人の男性がこっそり買いに行っていたという成人向け雑誌の自動販売機、いわゆる”エロ本自販機”が全国各地に存在した。一説によると、当時アダルトメディアがそれほど普及していなかったこともあり、絶大な人気を誇っていたという。しかし現在、自治体の規制などで撤去されており、”エロ本自販機”を街中で見かけることはほとんどなくなった。
そして、2022年7月21日、“エロ本自販機”の「プラモデル」が誕生する。「レトロ自販機」のFA(フィギュア用アクセサリー)シリーズを販売する株式会社ハセガワから、新商品「ブックベンダー」が登場予定。中に自分の好きなものを入れてあの頃の”エロ本自販機”を再現し、懐かしんだり楽しんだりできるミニチュア自販機となっている。
株式会社ハセガワの担当者に、開発へ至るまでの話を聞いた。
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――「ブックベンダー」を販売するに至った経緯を教えてください。
ハンバーガーから始まるレトロ自販機シリーズが好評で、そのラインナップのひとつとして開発しました。
――購入ターゲットはどの世代でしょうか?
昭和レトロを懐かしむ40代50代です。もちろん、当時を知らない平成生まれの世代にもおもしろがっていただければうれしいです。
――どのような方に購入してもらいたいですか?
簡単なキットなので、プラモデルを趣味としている方はもちろん、プラモデルを作ったことがない方にも手に取っていただきたいです。
ーーミニチュア自販機本の中身はどうなっているのでしょうか。
開いた状態の本のパーツが付属します。ページはシールで再現します。