自分の思いや自分自身について、本音や事実を包み隠さず正直に伝えることは、恋愛関係を築く上で最も重要な心構えの一つ。しかし一方で、恋愛という場面に少しの「嘘」はつきもの。恋人や配偶者、気になる相手に一度も嘘をついたことがないという人は珍しいのではないのでしょうか。
恋愛という場面において、仕方ないと許される「いい嘘」と、絶対に許されない「悪い嘘」の違いについて、これまで3500件以上の恋愛相談にアドバイスを送った、人気恋愛カウンセラー・ハヤトさんに聞きました。
――恋愛という場面における「いい嘘」とはどんなものでしょうか?
相手を喜ばせるため、もしくは悲しませないための内容で、さらにそれを一生隠し通すという覚悟があるなら、それはついても「いい嘘」と言えるでしょう。
例えば、交際相手から「僕・私って、最近太ったと思う?」など、自身のコンプレックスについて意見を求められた場合。例えどんな風に映っていても、相手を愛しているなら、ひとまず「そんなことないよ、今日も素敵だと思う」と相手の魅力を肯定することが無難でしょう。
明らかに健康や生活に支障をきたすほどなら話は別ですが、基本的には、恋人の容姿や性格、仕事の評価、考え方などの曖昧な事柄について意見を求められた場合の回答は、「肯定」一択です!
特に相手が女性の場合、冷静な判断や改善のためのアドバイス等は求められていないことがほとんどなので、相手に何か意見したい場合は、自分から切り出すことが鉄則と覚えておくとトラブルになりづらいでしょう。
こういった場面で出るような、「気遣い」や「優しさ」「愛」が原動力になって生まれた嘘は、ついても「いい嘘」に分類されると言えます。
――恋愛という場面における「悪い嘘」とはどんなものでしょうか?