「西大手」には伊賀組みひもの元祖といわれる「廣澤徳三郎」のお店をはじめ、町並みには城下町の面影がしっかり残っています。
木津川の支流となる服部川橋梁を渡ると、ほどなくJR関西本線と接続する終点の「伊賀上野」。歴史を感じる跨線橋と広いホームがあり、かつては特急「あすか」や急行「かすが」などが走り抜けていました。しかし今は1両のディーゼルカーが亀山~加茂で1時間に1本走るだけのローカル線となっています。
ちなみに伊賀神戸までは大阪難波から近鉄特急で1時間10分。車の場合は中国自動車道の中国吹田インターチェンジから東名阪自動車道経由で名阪国道の上野東インターチェンジまで約100km、約1時間30分。京阪神から十分に日帰りで楽しむことができます。(※阪神高速14号松原線が喜連瓜破~三宅で6月1日から約3年間通行止。う回路などは阪神高速の公式ホームページを参照ください)
伊賀神戸~伊賀上野を約40分で結ぶ伊賀鉄道。1日フリー乗車券(大人740円、小児370円)を手にして、忍びの列車で城下町と忍者と芭蕉のまちを訪ねてみませんか。もちろんおいしい伊賀牛も待ってますよ。(羽川英樹)