どちらも地面まで高さ約1.3メートルほどあり、かなりスリリング! 山型の下の部分にはトンネルもあり、「ああ、これは遊具なんだなあ」とわかります。
ほかにも、山の背を進む歩道のような物体もありました。しかしこの物体、ボコボコとした恐竜の背中のような部分の手前で、まるで断崖絶壁のように突如なくなってしまうのです。
てっぺんは大人が手を伸ばしてやっと届くような高さなので、子どもが簡単に登ることもできないでしょう。では、一体どう遊ぶのか……? そもそも、これらの謎の物体たちは、一体何をモチーフに作られたオブジェなのでしょうか。
姫路市役所の公園緑地課に問い合わせてみたところ、
「ここ浜田公園は昭和46年にできた公園で、これら不思議な形のものは、一体何なのか、なんという名称なのか、何をモチーフに作られたものなのか、などの資料が残っていないのです。現在では“遊具”とだけ表記されています」
との回答をいただきました。
近所の方や、子どものころ実際にこれらの遊具で遊んでいたという方々にも聞き込みをしてみましたが、結局なにもわからずじまいとなりました。
謎を残したまま、公園のベンチに座ってこれらの物体を眺めていると、そのうちたくさんの子どもたちが集まってきました。