「明るい豊かな社会」を目指し、20歳から40歳までの青年経済人が全国各地で活動する青年会議所。今年はその兵庫県ブロック大会が8月20日(土)・21日(日)の2日間、兵庫県明石市で行われる。その開催地・明石で活動しているのが、一般社団法人明石青年会議所のメンバーだ。
「私たちが生きる意味を表現する舞台として明石のまちを大切にしよう」という理念のもと、一人ひとりが自分自身の価値観を磨きながら、より良い街づくりに取り組んでいるという明石青年会議所。同理事長の成田收彌さんはブロック大会について「兵庫県をさらに盛り上げていくきっかけとなるような大会にしたい」と意気込む。
街の活性化を促すために必要不可欠なのが、地域経済の発展。地域の中で求められるものを生産し、また雇用によって所得を作り、消費や投資によって支出することで、経済が地域内で循環していく。その指標となっているのが、地位経済の自立度を表す「地域経済循環率」(生産「付加価値額」を分配「所得」で除した数値)。経済産業省データベースRESASの調査によれば、兵庫県の地域経済循環率が1パーセント上昇すると1年間で県内に2225億円の経済効果が生まれるという。ブロック大会実行委員長を務める鷲達也さんは「だからこそ、私たち県民一人ひとりが兵庫県産の生産物を消費したり、県内を観光したりすることが大切」と話す。
8月に行われるブロック大会の期間中、20日(土)にはフェスティバルが明石公園で開催される。県内産にこだわった飲食ブースや物販、子育て世代や学生をターゲットとした体験ブースなどを設置。さらに21日(日)には明石市立市民会館(アワーズホール)で県民に向けたフォーラムも開かれ、改めて地元・兵庫の魅力を知ることができるイベントとなりそうだ。
ブロック大会に先駆け、日本青年会議所兵庫ブロック協議会が主催するイベントとして、県内特産品とリモートで出会える「ココロあったマルシェ」を、6月15日(水)に魚の棚商店街で行う。但馬漁業協同組合の協力のもと、生産地とウェブをつないだ青年会議所のメンバーがアバターを使って接客を担当。参加者は生産者と会話を楽しみながら新鮮な魚介類を購入できるという。明石青年会議所・常任理事の辰巳太一さんは「誰もが利用しやすいツールを活用した雇用モデルを目指して実証実験を行っている。障がい者の方やさまざまな事業者のデジタルツールへの心理的障がいを下げるきっかけになれば」と語る。
「個性豊かなメンバーが集まり、自分の運命を変える出会いが必ずあるのが青年会議所の魅力。私たちが暮らす明石、そして兵庫をもっと元気にするためにこれからも頑張っていきたい」と成田さん。ますます活動の幅を広げていく明石青年会議所の活躍に、今後もさらに期待したい。(嵐みずえ)
※ラジオ関西『Clip』2022年5月24日放送回、「嵐みずえの素敵な明石!!ここ」より
◇一般社団法人明石青年会議所
兵庫県明石市大明石町1-2-1 明石商工会議所2F
電話 078-918-1255
【公式HP】
◆「第2回ココロあったマルシェ」魚の棚オンライン販売
日時:2022年6月15日(水)12:00~
会場:魚の棚商店街・青空楽市(兵庫県明石市本町1-1-16)
◆公益社団法人日本青年会議所 近畿地区兵庫ブロック協議会「第55回ブロック大会 明石大会」
日時:2022年8月20日(土)・21日(日)
主催:公益社団法人日本青年会議所、近畿地区兵庫ブロック協議会
主管:一般社団法人明石青年会議所
=8月20日(土)のイベント=
・フェスティバル
時間:10:00~16:00
会場:兵庫県立明石公園
=8月21日(日)のイベント=
・大会式典
時間:10:00~12:00
会場:明石市民会館(アワーズホール)大ホール
・県民向けフォーラム
時間:14:00~16:00
会場:明石市民会館(アワーズホール)大ホール