時の記念日にあたり、東経135度子午線と地元ラジオ局との関係について、普段はラジオを陰で支えている技術スタッフが、ラジオ番組のなかで解説しました。
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6月10日は「時の記念日」です。天智天皇が、現在の暦の671年6月10日に、漏刻(ろうこく・水時計)で時を計り、人々に知らせたとされていることから、1920年に「時の記念日」として制定。 2020年には制定100周年を迎えました。
時といえば、兵庫県明石市は、日本標準時の基準となる東経135度の子午線が通る町。例年この時期にはイベントも行われます。今年は6月12日(日)に、明石公園で「時のウィーク2022」が開催される予定で、明石の子午線を通過した人には「子午線通過記念証」が配布されます。
また、明石市立天文科学館には、東経135度にちなんで「135」にまつわるユニークなグッズもたくさんあります。「135㎜までしか測れない定規」もあります。
◆「東経135度」と地元ラジオ局との関係
東経135度と言えば、ラジオ関西(本社・神戸市中央区)の大きな送信アンテナも、関係があります。同社の送信所は兵庫県・淡路島にあり、神戸淡路鳴門自動車道を走っていると、送信所の2基の鉄塔=自立式のアンテナが見えます。
兵庫県内では、東経135度の子午線は、豊岡市、丹波市、西脇市、加東市、小野市、三木市、神戸市、明石市、淡路市を通っていますが、同社の送信所は淡路市の東経135度の子午線付近にあることにちなんで、高さが135mに設定されました。
【放送音声】2022年6月5日放送回