「日本のイーロン・マスクになりたい」スマホ市場を開拓する経営者が語る、これまでの道のりと、これからの夢 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

「日本のイーロン・マスクになりたい」スマホ市場を開拓する経営者が語る、これまでの道のりと、これからの夢

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 林歳彦氏(会社経営者・環境活動家)と、フリーアナウンサーの田中大貴(元フジテレビアナウンサー)がパーソナリティーを務めるラジオ関西『としちゃん・大貴のええやんカー!やってみよう!!』2022年6月6日放送回に、株式会社ニューズドテック代表取締役CEOの粟津浜一さんがゲストとして登場。携帯電話・スマホの中古市場から見る「携帯の今」や、今後の夢について話を聞いた。

 2009年に株式会社アワーズとして創業し、事業の拡大にあわせて、2017年に株式会社携帯市場、そして、今年2月には株式会社ニューズドテックへと社名を変更。主にスマートフォンやタブレットの中古端末の買取・販売を行っている同社は、最近、「スマホの健康チェック」ができるアプリを開発し、(スマホが)壊れてから交換するのではなく、壊れる前に交換できるようになるサービス展開も進行中だという。

(写真提供:株式会社ニューズドテック)

 今や老若男女問わず、多くの人にとって生活必需品となったスマートフォンだが、国内の携帯電話の契約数は「日本の人口を超えている」と、粟津さん。その数はなんと約1億6千~7千万回線にものぼるのだそう。さらに粟津さんは「今後はマイナンバーや健康保険証といったものもスマホで管理し、今まで財布に入れていたものがスマホに集約されていくかもしれません」と、スマホがますます生活に欠かせない存在になる可能性を示した。

 そしてスマホを買い替えるスパンについては「数年前よりも延びている」よう。数年前までは約3年に1度の買い替えだったのに対し、現在は端末代金が高くなったことや、新機種が出ても新機能はあまり増えていないこと、そしてコロナ禍の影響などによって、約4年に1度のスパンで買い替える人が多いと、携帯・スマホにまつわる現状について明かす。

株式会社ニューズドテック代表取締役CEOの粟津浜一さん

 一方、スマホの需要が伸び続けている中で、粟津さんはなぜ携帯産業という競争の激しい業界に参入したのだろうか。

「以前、携帯電話が0円で配られていた時代があったんです。ところが2007年頃に、ある携帯キャリア会社によって“パックプラン”が発表されて端末自体に3~4万円の値段がつくようになって、それを見て『中古の携帯電話で何か(商売が)できるんじゃないか?』と思って、この業界に参入したんです」(粟津さん)

 そうして立ち上げられたのが、株式会社ニューズドテック。社名には、一次市場の「ニュー(新品)」と、二次市場の「ユーズド(中古品)」を掛け合わせ、“1.5市場”で未来を切り開くという思いが込められているのだそう。

(写真提供:株式会社ニューズドテック)
(写真提供:株式会社ニューズドテック)

 しかし、これまで3~4回ほど倒産の危機に見舞われたこともあり決して、スムーズな道のりではなかったと語る粟津さん。当時まだ携帯電話の中古販売事業というものは浸透しておらず、周囲から反対を受けていたが、それでも「やってみよう」という気持ちで乗り切ってきたと振り返っていた。

 そんなニューズドテックは、今、カーリングチーム「フォルティウス」とトップスポンサー契約を結んでいる。もともとスポーツが好きで、何らかの形でサポートしたいと考えていた粟津さんの思いが実った形だ。「スポーツは自分との戦いであり、自分を高められるもの。人生の縮図と言ってもいいものだと思うんです。特に自分は何もない状態から何かを立ち上げるっていうのが好きなので、“ゼロからの立ち上げ”でソルトレークシティオリンピック(2002年、アメリカ)に初出場した日本のカーリングチームに共感する部分がありました。カーリングのゲーム戦略は企業の経営戦略と通ずるものもありますし、経営者からすれば刺さるものがありますね。次のミラノオリンピックでメダルを取れるまで、一緒に歩みたいと思っています」(粟津さん)。

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としちゃん・大貴の ええやんカー!やってみよう!! | ラジオ関西 | 2022/06/06/月 19:30-20:00

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